移住10年目のフリーランス。山の恵みに助けられる。雪国の春は田舎暮らしの醍醐味をもっとも感じられる季節かも。
田舎の春は何かとせわしない。
今回は写真多めで。(笑)
白い世界から一気に緑の息吹あふれる世界へ
今シーズンは小雪で気温も高め。とはいえやはり冬は寒かったです。
特に古い戸建てを借りている身、なんといっても家の中が寒い(涙)。
(一応、断熱ブラインドとか対策はしていても)こたつに入って縮こまって過ごす日々。
真冬の透き通った空気、真っ白な美しい雪景色も大好きなのですが、やっぱり春の訪れは格別の喜びがあります。
木々の新芽、新しい命の誕生。春の息吹。
ここからはいろいろな植物が一気に命を吹き返し、どんどん緑が増えていきます。
言わずと知れた山菜王国
雪が解け始めると、まずはふきのとう、それから木の芽(アケビの新芽)が最初にお目にかかる山菜ですかね。
そしてこごみ。
スギナ、よもぎ。
まだまだこれから、うどやタラの芽、ふき、せり、なども出てきます。
そして畑では、昨年育てたアブラナ科の野菜たちから【冬菜(とうな)】がとれます。
雪が解けると命を吹き返し、薹が立ってつぼみを付けます。この薹が【とうな】と呼ばれ、摘み取って【菜っ葉】として貴重な緑の野菜となります。
こちらは私の畑から取れた、とう菜たち。
左から小松菜、白菜、野沢菜です。どれも甘くておいしいのです。
茹でてお浸しがやっぱり一番ですかね。
ちなみに、スギナとヨモギは干してお茶にします。
大地のエネルギーをたくさん吸って育った野草たちには、貴重な栄養素ももちろんですが、なによりも生命力があふれていると感じるのです。
その生命力を分けてもらったら、きっと私たちの体と心にも良い気がめぐると思いませんか?
山の恵みに助けられ、生きる。
都市部で暮らしていると、野菜はスーパーで買うものでしたが、移住してからというもの、野菜は【自然の恵み】。時期によって収穫できるものも異なることを体感できています。
そしてこの時期は、人間が育てたものではなく山で自然に育ったものを中心に頂いています。
こんな豊かな暮らし、生きてる間に経験できてよかったなあと感じられるのです。
このところ、毎日ぐらい山菜の天ぷらを食べています。ほんと、サイコーです。
ちなみにこちらはコシアブラ。
天ぷらは断然、米粉の衣がサイコーです。カリっとした食感、そして油の吸収が少ないので胃にも優しい。
それぞれの山菜の、香り、苦み、甘み、食感。。。満喫しながら春の喜びを全身で味わっています。