移住10年目のフリーランス。友達はいる方が良いのか。
春ですね。新年度ですね。
仕事では、あまり年度の切り替えのようなものはないので、さほどどうってわけでもないのですが、やはり周りの雰囲気とか、ニュースとかからなんとなく気が引き締まる感じはあります。
春ってやっぱりいいですね。
そんな私は、今日は映画を見に行きました。
というのも、誘われたのです。4歳の女の子に。
ああーなんてうれしいことでしょう。
正確には、そのお母さんから『娘がうひさんと一緒に見に行きたいと言っているのです 』と連絡を頂いて。親子と私と3人で行ってきました。
見てきたのはこちらです。
久々の映画。ひさびさのドラえもん。なんかいろいろ新鮮でした。
友達なんていらないと思っていた
自分の世界が確立している私は、普段もいつも自分の世界で生きているもので、あんまり人付き合いとかは求めていなくて、でも人当たりは悪い方ではないし人との付き合い方もわきまえているので、必要な付き合いはできるのですが、自ら好んで誰かと行動するということはなかったのです。
子供の時から、人には心を開かない方だったかもしれません。
なんていうか、愛想よくふるまっていたけど、あくまでもうわべだけの付き合い?みたいな。
時々やり取りしている昔からの友人はいるけど、でも時々近況連絡する程度で。
【親友】という存在もなく、欲しいとも思っておらず。
だから一人で移住することも何の抵抗も感じなかったのかもしれません。
移住しても、友達らしい友達もできなくて、環境的な要因もありなかなか同性で同年代の知り合いもほぼおらず、それでも寂しいとか思うこともなかったのです。
井の中の蛙
移住してからというもの、様々なミッションに負われてあたふたと動き回ってはいましたが、この狭い集落から出る機会もほとんどなかったので集落外に知り合いができるはずもなく。それに対してもあんまり不満も感じていませんでした。まさに【井の中の蛙】。狭い世界だけで人間関係が完結していた状態ですね。
休みの時などは、貴重な休みを人に気を使って消耗するのはいやだと思っていたので、一人で行きたいところに行って一人で楽しんでいました。
それはそれで充分楽しくて満足していました。
仕事を通じて世界が広がった
しかしですね、フリーランスになったら当然、稼がなければいけない。稼ぐためにはこの集落内だけでは限度がある。ってか稼げないだろ。
ということに気づいたのです。
でもありがたいことに、人づてやSNSを通じて私を知ってくれた人から声をかけてもらったり、新たな場につなげてもらえたりもして、少しづつ私の行動範囲は広がっていきました。同時に、知り合いも増えて、同性で年もまあまあ近い人とも親交ができるようになりました。
そうしたら、気の合う人もけっこうできて、仕事以外でお誘いを頂いたりすることも出来てきたのです。
それで何が変わったかって、会話でしょうか。
自分の心のうちをアウトプットする機会ができたのです。もちろん相手の話もいろいろ聞くことになり、なんだかそれも久しぶりで新鮮に感じたものです。
【損得勘定抜きで付き合える】相手というのは、やっぱり良いものですね。
そして価値観や思考の方向が似ている人に出会えたことで、共有の喜びみたいなものを得ることができてきました。
やっぱり友達はいた方が良いのでした
友達とまで言ってしまうのはなんか図々しい気もするかな。。。
【知人】くらいかな。
それでもすべてにおいてではなくても、本音を話す相手がいるというのはありがたいもので。
また貴重な時間を過ごす相手として私を選んでもらえるのもうれしいもので。
今日映画に誘ってくれたのは、よく親子で私のワークショップに参加してくれたり、私の商品を購入してくれたり、お客さんとしてもとてもありがたい存在の人なのです。
プライベートを過ごす相手はまだまだ少ない方だと思うけど、そんな相手が出来たことで私の生活はますます豊かになったと感じるのです。
こんな私を気にかけてくれて、誘ってくれて、話をしてくれて聞いてくれて、感謝でいっぱいです。
人は一人で生きるにあらず。いろんなものを共有できる仲間がいるというのは、人生を豊かにする大事な要因だと感じている今日この頃です。