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本日のウニ:タコノマクラ④16−32細胞期

だいぶ間が空いてしまいましたが、タコノマクラ の16細胞期です。バフンウニよりも圧倒的に透明であるため、このくらいの細胞数から各割球にフォーカスをあてるのが難しくなってきます。どちらが奥でどちらが手前かの区別がつきにくいです。ただし、割球間の結合が少しだけルーズであるため、図の上から中割球、大割球、小割球と分かれているのを非常に観察しやすい種です。大割球と小割球を生み出す植物局側の細胞4つだけ、不等分裂を起こします。受精後4時間の胚です。

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上記16細胞期から30分ほどたった32細胞期です。16細胞期と違い、各割球同士が強めに結合している様子がわかるかと思います。16から32細胞期への卵割様式はバフンウニと全くの一致で、中胚葉は緯割、大割球は経割、小割球は少し傾いた緯割になります。小割球は不等分裂を起こし、最も植物局側の小小割球と大小割球にわかれます。小小割球は生殖幹細胞の遺伝子を発現する細胞で、子孫を残す生殖腺の原基細胞とされています。

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