エド・シーラン&ジャスティン・ビーバー 「アイ・ドント・ケア」(日本語字幕付き) 2 Y-park(URBAN SOUL RELAX) 2019年5月24日 06:16 日本語字幕つけました。訳を考えたわけじゃなく、いただいたテキストを付加したので、モーションタイポグラフィの領域になりますかね。せっかくnoteなので、noteぽいこと綴りますかね。日本語字幕付きのMVって、どこから出てきたの?ってところなんですが、今まで洋楽の国内盤の中に、ライナーノーツであったり、日本語訳のリリックが封入されてたりしましたよね。輸入盤と国内盤の違いってやつね。でもまあ、時代はデジタル配信の時代になりまして、日本語訳とか提供できなくなったので、Youtubeでって流れがあります。また楽曲のリリースって、海外も国内も時差ないので、グローバルでリリースされました、よーいドンで、待った無しPR展開を強いられますw。デジタル配信時代において、アルバムでのリリースという座組みも徐々に、その必要性を問われてきていて、単発配信やEP(数曲)も多くなりました。デジタルのフィールドで楽曲リリースまでの速度があがって、MVも追いつきません、っていうのもここ数年で起きてて、代わりに、楽曲のリリースとリリックビデオのリリースが同時。その1ヶ月後にMVがYoutubeにアップされるという流れは、珍しくありません。リリックビデオの台頭はなかなか面白い事象です。歌詞をお客さんにお伝えするという意味だけでなく、2011年以降EDMが盛り上がっていく中で、ビッグルームで"Sing a long"、みんなで歌いましょうっていうノリがあったのも、リリックビデオが重宝されたきっかけのひとつだったり。デザイナーとしては、モーションタイポグラフィの領域として、表現する機会がこうして増えたのも楽しいことですね。元々、ビデオアートやクラブVJの領域でしか研磨されないジャンルと思うので。バラエティ番組のコマーシャルなテロップとは、、学術的に違いますよ、と分断しておきます。洋楽部門に限ったところでお話ししますが、音楽メーカーさん、いろんなPRを考えます。素晴らしい楽曲を売るために、宣伝するのがお仕事ですからね。外タレをマネジメントしたり、A&Rを直接しているわけではないので、シンプルにPRと考えると、やれることはなかなか少ないと思います。みなさん苦労されてると思います。僕は、2009年以降ライブストリームが国内で流行っていく中で、音楽メーカーさんとよくPRの仕事を一緒にするようになりました。ラジオや雑誌、TVに営業を立てなくなったり、まあ、時代の流れで、いろいろとダイエットせざる得なかった状況で、メーカー発の手弁当で、PRできるのが配信番組だったんじゃないかな、と思ってます。よくニコ生公式番組を作ってたんですけど、メーカーの担当者さんとライブストリーミングVJをやる僕とだけで、ブレストするようなノリです。例えば、MTVとかでよくあるようなMV特集だったり、ファンランキングだったり、雑誌のライター連れてきて喋らせたり、まあ、ざっくりこんなやつ。宣伝媒体さんにお投げという、依存せざる得ない構造から、脱却していったような時期かもしれません。地震とかもあったりで、予算縮小で、ネットでやれることやりましょう的なw。洋楽のPRというと、日本で、MV作っちゃいましょうという企画もよくありましたね。お茶の間認知度高いタレント出演させてー、とか、芸人の鉄拳さんが紙芝居芸でMV作ったり、なかなかにバズッったネタ多かったと思います。そういうところもメーカーさんが主体で動いたりして、PR頑張ってる気運がありますね。PRのアイディアが柔和になって、こういうお作法もありじゃんてね。ま、こういった複合的な経緯の中、日本語字幕付きMVというのも、ひとつの企画として定着してきたように思います。で、いちいち僕みたいな外部のクリエイターに発注していただけるのって、とても丁寧な手続きをしていると思っていて。Youtubeの機能で、字幕つけられますからね。誰でも。メーカー公式として、翻訳家の方を立てることもそうですが、ただ字幕をつけるだけじゃない、どのフォントを使う?、文字の大きさは?、位置は?、どんなトランジッションで、文字が出てくるのか、消えていくのか、とてもわずかなんですが、そういった機微を、楽曲の内容、MVの世界観やリリックビデオなどから、汲み取って、演出を寄り添うようにしています。忘れてはいけないのは、アーティストの楽曲そのものが一番大事であって、置き去りにしてはいけない、そして、それを親しむファンのことも考えないといけない。決して乱暴な表現はしていけないし、目立たず、それでいて、作品に寄り添う姿勢や意識を持って行こうと、思って制作してます。そういう細かなディティールって大事だと思うんですよね。メーカーさんも、そのニュアンスを心得ているからこそのアプローチだと思うし。そして、もうひとつ、グローバルリリース、ヨーイドンでPRはじまるので、本国から元品質クオリティの素材届くは、Youtubeでアップされた後w。ファンは日本人であろうが、本国のアカウントフォローしてますからね、そこで視聴できちゃいますからね。あとはもう時間との勝負で、超絶なる早案件の装幀になってゆきます。インターネットは早いです汗。日本語字幕のモーションタイポ制作は、他にもいくつか手がけたので過去作も紹介しておきますね。Major Lazerhttps://www.behance.net/gallery/41857311/Japanese-sub-onMajor-Lazer-Cold-Water-(feat-JustinBruno Marshttps://www.behance.net/gallery/46056867/Japanese-sub-on-BrunoMars-24k制作ノート、でした。 #音楽 #映像 #MV #字幕 #エドシーラン #ジャスティンビーバー 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート