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ヨハネスブルグへ

2024/12/4


午前6時に起床し、身支度を済ませて7時30分に出発。

てっきり電車かバスで行くのかと思っていたら
ドライバーと3人での移動だった
ヨハネスブルグ方面は通勤ラッシュで渋滞している

この片道5車線の道路
高校生の頃、初めて行ったアメリカを思い出すなぁ


そして、いよいよ到着。と、そこは意外にも街の中心部ではなく、郊外にある問屋街だった。
宿主のパーシーは政府機関に向けてのトロフィー制作も請け負うなど様々な仕事を手掛けるビジネスマンなので、なるほど納得。

それにしても
チャイニーズマーケットに行くと聞いていたので
中華街みたいなものかと思っていた

不思議と中国人の姿はほとんど見かけない
中には雑貨、衣服、電子機器など
様々な商品が並べられている

サブサハラ以南の国では
女性がウィッグやエクステンションで髪の毛を飾るのだが、それは高価な物
しかしアフリカ最大の経済大国、南アフリカの都市では、ほとんどの女性が使用している
問屋街を見学しながら
ドライバーと2人でパーシーを待つ

ここはタクシーもUberも出入り禁止なので
観光客は基本的に来ることが出来ない
服屋を経営していた私には興味深い場所だ
遠くにそびえる中心部のビル群

「あそこに行っては行けないよ」
と、ドライバーが私に忠告してくれた

地元の人達でさえ、財布や携帯電話をズボンの下に
隠しながら警戒して歩くのが当たり前だという


その後、別の問屋街へ
パソコン用のモニターを交渉するパーシー
それを見るドライバーと私
結局、中心部には行かなかったが
個人的にはより貴重な経験が出来て良かった
しかも無料だなんて有り難い

わざわざ用事も無いのに危険な場所になんて
行きたくない
ケープタウンとプレトリアで十分だ


そして18:00、プレトリアへ到着。
スーパーで夜ご飯の買い出しをしようと向かうも、すでに閉店時間で入れてもらえず。
いやいや早過ぎだろ…と思ったが、これが南アフリカ危険都市の常識なのだろう。従業員も皆、陽が沈む前に帰宅したいはずだ。

なので路上で焼き鳥を購入
この塊、チキンウィングかと思ったら
鳥の頭だった…よく見るとクチバシが…スズメ…?
美味い不味い以前に、食べられる部分がほぼ無い…

えっ、地元の人はコレ丸ごと喰うの?
目玉もクチバシも頭蓋骨も…?
パーシーが夜ご飯をお裾分けしてくれた
スパイシーなハヤシライス(?)にサラダとチキン
どれも美味い
バランスの取れた食事と盛り付けに
彼の丁寧さが窺える

南アフリカでは米をよく食べるらしい

「日本や中国ではチョップスティックス(箸)
を使うんだろ?こっちはスプーンで食べるんだ」

「うん、でもナイフとフォークも使うんでしょ?」
私が尋ねると

「それはホワイトだけだ」
と彼は言った

プレトリア、少なくとも私の滞在する中心部で白人の姿はほとんど見かけない。
表面上や建前としては共に暮らしているとされていても、そこには見えない隔たりがあるのだろう。

そんな南アフリカ共和国も、そろそろ離れる日が近づいている。


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URBANRANCH
2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。