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スペイン語レッスン

2025/1/12

英語は世界共通語ともいわれているが、色々な国や街を巡って思うのは「そうでもない」ということ。
こと私の様に、安宿やローカルな場所に赴くと尚更だ。ヨーロッパでさえ英語を話さない人は多い。
案外そこまで便利な言語ではないのだ。

それどころか英語を毛嫌いする人もいる。
今滞在中のブエノスアイレスもそうだが、この国で話されているのはスペイン語。それどころか南米と中米のほとんどだ。
この大陸では「スペイン語を話せるのは当たり前」という風潮があるらしい。それは外国人に対しても同様に。
そんな土地で英語を使うと「なんだよ、知らねーよ英語なんて」といった態度をされる事も稀にある。

滞在中の宿
ドミトリーで一泊1,350円だが、十分綺麗で快適

とはいっても、ここはアルゼンチン。
これも文化の1つとして、彼らのルールを尊重しなけば。”郷に入っては郷に従え”というやつだ。

そこで私は旅仲間のタカシさんにお願いして、スペイン語の勉強を始めた。彼は英語はもちろんフランス語、ポルトガル語、ドイツ語、トルコ語なども使いこなす。しかもストリート仕立てなので方言や訛り、スラングにも詳しい。凄過ぎる…。
そんな彼とは同郷で同い年。2022年、出国前に黄熱病のワクチン接種会場で出会い、その後トルコやスペインでも再会している。


宿の共用スペースでビデオ通話、そして互いの近況報告もそこそこにレッスンスタート。

パスポートのコピー用紙裏にメモを取ったので
私の顔が不気味に浮かんでいる…

同じスペイン語といっても地域や国で訛りは当然、時には意味や言葉も全く違う。

例えばboliche(ボリーチェ)。
メキシコ辺りではボーリングの意らしいが、アルゼンチンと周辺国ではナイトクラブやバーを指す。

また同じバスでもメキシコ辺りではautobusまたはonibus。
対してアルゼンチンと周辺国ではcollectyvo(コレクティーボ)と呼ぶのが一般的らしい。

『全然違うじゃん、本当に同じ言語かよ…』と思ったがcollect→集める(人を)など英語から連想させると覚えやすい。なので文字に起こすと理解しやすいものもある。

クラッカーにハム&チーズ

奥に映っているのはfernet(フェルネ)と呼ばれる
ハーブ系リキュール
アルゼンチンでよく飲まれているそうだ
タカシさんは教え方が上手だ

また私達はバックパッカー同士
よく使う言葉やシチュエーションに合わせた言い回しを教えてくれるので頭に入りやすい

そして今、覚えた言葉をすぐ実践できる場所にいる
これも大きい

「おはよう」はブエンディア
「お先にどうぞ」はアデランテ
「ごめんなさい」はペルミソ、か。

日本人としては英語より発音しやすいと思う。ほぼローマ字読みなのも覚えやすい。
「英語よりもスペイン語の方が楽だと思いますよ」と今まで何人かに言われたことがあるが、なるほど…少しだけわかった気がする。

何より覚えたての言葉が現地の人に通じると嬉しいし、勉強するのが楽しくなる。

スペイン語圏にいつまで滞在するかわからないが、さぁ、どれだけ習得できるかな。

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URBANRANCH
2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。