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🇧🇴ウユニ到着
2025/2/25〜2025/2/26
ボリビア、サンタ・クルス3日目。
朝食を済ませ、私とタカシさんはチェックアウト。そして彼は空港へ、私はバスターミナル。行き先が真逆だったので宿で挨拶をして別れた。といっても、私達はもはや旅仲間の域を越えた友人同士だ。悲壮感は無い。
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夜通し走ること10時間、スクレという街で乗り換え、さらに3時間。
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そうしてバスはいよいよ目的地のウユニへと向かう。
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『なんだか最近、過去の旅を振り返るようになったなぁ』
私はバスに揺られながら、そう考えていた。
標高4,100m、人が住む所としては世界で最も高いといわれるポトシの景色は、どことなく北インドのラダック地方を彷彿とさせる。
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しかし、それだけではない。私が過去の出来事を振り返るのは、そうだな…おそらく幾許の寂しさを感じているのだろう。
あの頃は全てが新鮮に思えた。景色、匂い、食べ物、それこそウンザリするほど高温多湿の空気や物乞いまでも…。
何より私にとって魅力的な、古い言葉でいうところの“イカした”旅人に多く出会えた。
「どうなるかわからない」
それを楽しめる冒険心に溢れた子供の様な心を持つ旅人達は宗教、人種、性別を問わず私に刺激を与えてくれた。そんな人達は往々にして世界の何気ない日常にフォーカスを当てている、私も含めて。
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しかしそれは正しくも間違っている。というのも、今は今で素晴らしいはずなのだ。私の感性が錆びついてきていると同時に、そろそろ過去が美化され始めている。
以前に書いた日記を読み返すと、そこに記された内容だけでなく、綴っている間の心境までもフラッシュバックしてくる。それは決して楽しいばかりではない。
むしろ大変な事が多く、しかしその隙間に差し込まれる一瞬の出来事が、負の感情を払拭させるほど素晴らしかったのだと改めて思い出す。
『そうか、辛かった日々が愛おしく感じてしまうほど、もうそんなに時間が経ったのか』
特に変わり映えのしない景色と、時折姿を覗かせるリャマを車窓から眺めつつ、バスに揺られながら私はそう考えていた。
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移動16時間を経てウユニに到着
バスジャックの心配さえ無ければ長時間の移動は
問題無い
バスジャックの心配さえ無ければ…
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醤油の様な調味料が効いている
8Bs(≒173円)
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何か儀式的なものなのだろうか
直接飛び込みで訪ねた宿は空室があり、そこに決定。バックパックを降ろして一休みし、
暗くなる前に散歩がてら食堂を探す。
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昨日まで滞在したサンタ・クルスとは打って変わって少し肌寒い。それもそのはず、此処ウユニも3,600mの高地、富士山頂に街がある様なものだ。こんなに冷たく乾いた空気は昨年6月のフィンランド以来だろうか。擦った手の感触が懐かしくも心地良い。
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20Bs(≒433円)
食事後、いまにも雨が降り出しそうだったので、すぐに宿へと戻った。
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