水と油の様な
2024/11/19
さて、そろそろポルト滞在も終盤。
今回の宿にややしばらくお世話になっているが、実質ここは出稼ぎ労働(希望)者専用といっても良いホステル。
そして最近気づいた事だが、オーナーは彼らを支援しているようだ。時には雇用し、時には就職についてのアドバイスも。
あのリーダー格のボブも姿勢を正して彼の話に耳を傾けている。
とはいえ、もちろん私みたいな観光客も泊まれるが、そういった人達は大抵1〜2日でチェックアウトしてしまう。
何故か、それはホステルの雰囲気が少しピリピリしているからだと思う。
話が逸れてしまったが、それでも私はこのホステルが嫌いじゃない。
何日経っても、特にアフリカ系移民との関係はギクシャクしたままだが、それが適切な距離感だとも思う。何でも近くなれば良いわけではない。
何より”移民労働者の実情”という、ある種の世界常識が此処にはある。
願わくば深く話を聞いてみたいが、しかしそれは叶わないだろう。
それにしてもサブサハラ・アフリカ出身の彼らと東アジア出身の私。
正直、水と油の様に感じる隔たりと壁は今までにない程だ。人種、歴史的背景、置かれた立場など、どれが原因なのか。
或いはそれら全てかもしれないが、とにかく明確な理由としての結論は未だみえていない。
今後訪れる現地で、それを見出すことが出来るのか。壁は本当に存在するのか。
私の中での大きなテーマとなりそうだ。
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2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。
なので今後どうなるかは私にもわかりません。
その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。
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