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ジンバブエ入国

2024/12/6


「明日の朝5時半なんだけど、良ければ一緒に警察署へ行ってみない?その時間ならもう明るいし…」

昨夜、宿主のパーシーから意外な提案。何事かと思いきや、彼は請負制作した100本ほどのトロフィーを納品しに行くのだという。

出国を控えた私はその日、つまり今日だが、どちらにしても午前6時には起床する予定だったので、面白そうだし、その誘いに乗ることにした。
そして起きてみると、彼はすでに忙しそうに仕事をしている。いや、すでにどころか一睡もせず夜通しで作業していたらしい。
彼は日本人かと思うほど仕事熱心で、気の遣い方も絶妙な距離感を弁えている。

そうして到着した場所は、警察官候補の訓練施設
こんな場所に仕事のツテがあるということは
やはり信用されているのだろう

一昨日もお世話になったパーシーの友人ドライバーに連れてきてもらったのだが、その彼がUberよりも安い金額で私を空港まで送ってくれる事に。

宿、もといパーシーの家にて

「このTシャツ、受け取ってくれるかな?」

彼が記念にと、私に私物をプレゼントしてくれた
私が音楽好きだと知るや
沢山の曲をSDカードに入れてくれたりも

本当に嬉しい
こんな出来事が忘れられない思い出になる
そして私を見送りに空港まで来てくれたり
昨夜から徹夜で仕事して、全く寝ていないのに…
午前10時過ぎ、ヨハネスブルグの空港にて
ドライバーの彼も本当に親切だった
マラウイ出身らしい

行ってみたいな、マラウイ


「君はまた此処に戻ってこないとね、ハハ」

「そうだね、また来たいし、いつか日本にも来てよ。君の性格は日本人と似ているから、気が合うと思うよ」

「本当?ぜひ行ってみたいね。また会おう」


最高の送り出しを受け、いざ出国。
審査は問題無くスムーズに通過した。

空港ラウンジ
やっぱり現地産ビールを飲みたいよね
まさかラウンジに袋麺があるとは
しかも台湾で食べた、思い出の紅焼牛肉面
味はまぁ、美味いけど普通の袋麺
そりゃそうだ、袋麺なんだから

満足というより、むしろ
台湾でもう一回本物を食べたくなった


フライトは定刻通り。
南アフリカ共和国は本当にちゃんとしているなぁ。


そして約2時間であっという間にジンバブエ

此処に来た理由は、まさにこのヴィクトリア・フォールズ。世界三大瀑布といわれるヴィクトリアの滝を見るため。
ボツワナやザンビアにも国境が近く、何かと都合が良さそうだ。

早速、お決まりのタクシー呼び込み。
ナミビアのウィントフックもそうだったが、何故か空港から市内への公共交通機関が無い。

「一人30USD(約4,500円)だ」

「ムリムリ、高過ぎる。市内まで車で20分位でしょ?ヒッチハイクで行くよ」

「えぇっ、何言ってんだ!?正気か!?危険だから止めた方がいいって!」


「……やっぱり危ない?」

「もちろん!そんな事したら象やバッファローに襲われるよ!!」

「(そっちかよ…!笑)」



結局、15USDで乗せてくれた彼
宿の前まで送ってくれた

さっきまで交渉してたのに、道中で仲良くなり
記念撮影

ノリの良い人で助かった
チェックインを済ませ、併設のバーで一息
ジンバブエ産のビール
2USD(約300円)
今日はこのまま宿でゆっくり
明日は早速ヴィクトリアの滝を見に行く予定
気づけば今年も1ヶ月を切った
このペースだと年末年始はアフリカにいないかもな

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URBANRANCH
2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。