アフリカ大陸
2024/1/10
時刻26:00。
約1時間遅れでエジプト、フルガダ国際空港に到着。
さて、日本人が此処に滞在するにはビザが必要。といっても、入国審査前に25USDを支払うだけの簡単な手続き。
所謂アライバル・ビザだ。
まずは現金を下ろそう。
空港内に3台設置されたATMに向かう。
故障中です
ふむ、いつも通り。次。
システム停止中です
ふむふむ、あるある。次。
カードエラーです
\(^o^)/
どうすんだよ…入国できねぇじゃん…
幸い、ナスジャが私の分までお金を建て替えてくれたので事なきを得る。
しかし…
もし一人で来てたら早々に詰んでいたな…
依然として夜中。
外に出るのは何かと危険だ。ましてや今回は女性と一緒。無理はできない。
なので、いつもの空港泊。
監視カメラ下の安全な場所を位置取り、そこにナスジャが横たわる。
私は夜通し起きて見張りをする。人通りも疎らで比較的安全そうだが、油断しないに越したことはない。
そして時刻7:00過ぎ。
空港職員に「いい加減出てくれ」と言われ、外に。
既に明るい、初めて見るアフリカの空。
雲一つ無い快晴。
地平線との境目がくっきりと、まるで絵の具で描いた様なコントラストが鮮烈で、別の大陸に来た事を実感させる。
それはそうと、市内中心部に向かわなければならない。
此処フルガダは特にヨーロッパ人が多く訪れるリゾート地ながら、未だ交通機関が未発達で、手段はタクシーしか無いようだ。
『タクシーか…』
もう予想はついている。
どの国でも、空港外のタクシーは法外な値段を吹っ掛けてくるというのが常識だ。
とはいえ、尋ねるしかない。目についたドライバーに声をかける。
「20ユーロだ」
案の定、あり得ない値段。たかが10分そこそこの移動で、足元を見るにしても雑過ぎる。
別のドライバーに聞くと、10ユーロを提示された。
それでも高いが、許容範囲。というより、もう他に手段が見つからないので交渉成立。
そして移動後、財布を取り出したタイミングで「12ユーロだよね?」と聞いてくるドライバー。
あぁ、なるほど…
このパターンの国か…
安全・快適なトルコに長期滞在して
感覚を失いかけていたが、手強そうだ
その後、私達はフルガダ市内を散策。
それでも景色を眺められないかとないかと歩き続け、何とか発見。
「旧正月には帰国するんだよね?」
中国に旧正月が存在する事は知っていたが台湾も同様だとは思わなかった
毎年、少しずつ日にちが変動するらしい
今年は2月10日
その前にナスジャは帰国を決めている
一緒に旅を続けられるのは
残り2周間くらいだろう
エジプト初日
第一印象は空、海の綺麗さ
そして
たちの悪い客引きと詐欺師の圧倒的な多さ
穏やかに楽しみながらも
何かと苦労しそうな予感を抱きつつ
私達は次の日に備えて体を休めた