巡り合わせ
2023/8/17
コ・チャーン2日目。
時刻10:00。
昨夜は相当長く寝てしまった、12時間…。
今回の宿は個室、しかも他の部屋とは間を隔てたコテージなのだ。
ドミトリーでも問題無いのだが、たまに個室を取ると無意識的な緊張から開放され、結果この有り様だ。
ともすれば体調を崩しそうになる程。
いわば旅行先から自宅へ帰って来た様な、あの感覚に近い。
如何に自分が疲れているのかが分かる。
ゆっくりと朝支度を済ませ、外へ。
ビーチ沿いのメインロードを歩いてみたが、平日とはいえ閑散としている。
立ち並ぶ店の半分は閉店状態で、同じくビーチの有るパタヤと比べると、その差は歴然だ。
規模は小さく、端から端までは徒歩20分位だろうか。
一通り周った後、ビーチへ向かう。
細い小道を抜け、砂浜と海が見えてきた。
誰もいない…とまではいかないが、ほぼ貸切の状態。
海と砂浜はとても長く続き、そして綺麗だ。
本来ならば最高の贅沢になるはずなのだが、何故だか少し落ち着かない。
1人で堪能するには広過ぎるからだろうか。
木陰を見つけては座り、佇み、しっくりくるポイントを探る。
うーん、ロケーションは良い筈なのだが、どうもピンとこない。
おそらく私とビーチとの波長がまだ合っていないのだろう。
こういうものはタイミング、巡り合わせだと思っている。
また別の日に来てみよう
シャワーを浴びて一休みした後、隣の小屋に滞在しているタカさんと時間を合わせ、再びメインロードに。
昨日も訪れたバーでビールとフレンチフライを注文し、弾む会話の隙間を埋める。
ここ20〜30年のタイの変遷
他のアジア諸国の実情
その土地特有のマナーやタブー
人々に未だ存在する階級と生活の違い
タカさんは30年程前からイギリス、インドを含め東南アジアを中心に生活をしているので、それらを肌で感じて知っている。
一観光客の私には分かり得ない事だ。
加えて歴史の知識も圧倒的で、経験に裏付けられた説得力ある話に毎回引き込まれる。
各国を巡っていると
本当に色んな人と出会う