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日々刺激的

2024/9/18


充実のカサブランカ3日目。
前日の疲れを取る為、ゆっくりと昼からスタート。


念願のクスクス
モロッコでは金曜日に食べるものらしく
レストランでも他の曜日では用意していない

しかし昨日ご一緒した
下階の家族が作ってきてくれた…!

直径40cm以上はありそうな器に
ほろほろの牛肉、人参、ジャガイモ、キュウリ
どれも歯がいらないほど柔らかい

“世界最小のパスタ”といわれるクスクスは
セモリナ(粗挽きした小麦粉)が原料

おそらくチキンブイヨンで炊き込み
肉、野菜の旨味が染み込んでいて
とても美味しかった
食後はフルーツの盛り合わせ
葡萄、バナナ、リンゴ、梨など

まるで王族…!


この日もサーム、タネルと3人で行動。
“モロッコのニューヨーク”と呼ばれる(らしい)カサブランカ中心部に向かう。

現代的なトラムに乗って


ところで、モロッコでは外での飲酒は違反になるようだ。
入国序盤の頃、「もちろん外で飲めるよ!」と酒屋の店員に言われて何度か飲んだが、実は危なかったんだな…。
しかも街中には私服で見回るアンダーカバーポリス(潜入捜査官)が沢山いるとの事。

なので私とサームは
コーラにウイスキーを混ぜて飲む

うーん
ニューヨーク感はわからないが
大きな建物が並んでいる
オールドメディナ(旧市街)城壁の前
ここがカサブランカ中心地


もともと社交性が高いサームだが、酒で上機嫌になるとそれが更に加速、いやむしろ暴走していく。
モロッコ人の血筋故か、イタリア育ちの国民性か、はたまた彼特有の性格なのか。
どれも正解な気がするが、そんなこんなで彼がナンパした女性達とコーヒーを飲むことになった。

イイ歳してお前は何やってるニャ

いやいや…俺は付いていくだけですよ…
場の空気が伝わる秀逸な写真


驚くことに彼女達の母親も一緒だ。
日本ではあり得ない異文化というか何というか…。
言葉が通じないので翻訳アプリでの会話だったが後半は打ち解け、楽しむことができた。

その後
カサブランカ最大のローカルエリアへ

22:00だというのに魚、果物を売る屋台が軒を連ね
活気と、夜なので少しだけ危険な雰囲気が漂う
「このエリアすげーな!!ヤバくね!?」

エストニア人のタネルやモロッコ人のサームですら驚いて盛り上がる

そうだよな
こんな雰囲気に慣れてしまった私は今一度
気を引き締めなければならないな
油断禁物


締めは昨日も立ち寄ったバーにて。

ちなみにタネルは酒を飲まない
健康や環境に対する意識の高い彼は
石鹸や歯ブラシでさえ天然素材のものを使う

北ヨーロッパはそんな人が多いイメージだが
どうなんだろうか
ちなみに隣の席に座っていた人達は
アンダーカバーポリスで
ついさっきヘロイン所持で逮捕(仕事)した後
ここで酒を飲んでいる
と店員がこっそり教えてくれた

そのポリス達もムスリムだ
宗教は色んな意味で奥が深い


ちなみに捕まると、大抵は罰金を払ってその場で解放されるらしい。当然その金は警察のポケットマネーになる。
これも異文化、とは呼べないか…。

ともかく、サームと一緒にいるおかげで普通の観光では知り得ないリアルでディープな事情をたくさん知り、経験している。
刺激的な毎日だ。



2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。