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古都プリズレンへ

2024/3/4

コソボ入国3日目。
プリシュティナを離れ、同国南部にある古都プリズレンへ。

バスターミナルに向かう途中の壁画



同区間は便数が多いので、当日にチケットを購入


そして乗車約90分、プリズレンに到着。


コソボには
アルバニア国旗が沢山掲げられている

民族意識が高いようだ


宿に着き、チェックインを済ませるとオーナーの女性が私に声を掛ける。

「もう一人、日本人が泊まってるわよ」

「えっ、ホントに?」


まさかコソボ、それも首都ではない南の小さな街で日本人に出会うとは…。

その日本人、ダンジ君は大学生。
更になんと私が16年前に住んでいた街の大学に通い、最寄り駅も同じという偶然に話が盛り上がる。
世界は広く、そして狭い。
彼は春休みを利用して一ヶ月間、アルバニア圏を中心に周るのだという。

ひとまず夜に合流しようという話になり、私は早速プリズレン探索に出掛ける。


リェヴィシャの生神(しょうしん)女教会

12世紀のセルビア正教会の聖堂


こちらは聖母カトリック大聖堂

この日は閉まっていて中に入れず


Stone bridge

プリズレンの街を象徴する場所の一つ


お決まりのモスク巡り



エミン パシャ ジャーミィ

オスマン帝国時代の1831年に建てられたモスク


アルバニア、コソボ、トルコ
興味深い3国の関係性



プリズレン要塞

街中から少し離れ、急な坂を登った先にある
入口
この隙間から銃撃していたのだろうか




要塞から見下ろす
プリズレンの街並み




2004 年 3 月に破壊された
14 世紀のセルビア正教会の聖堂

今は遺跡となっていて
中には入ることが出来なかった


時刻18:00。
チェックイン時に出会ったダンジ君、そして同部屋のウクライナ人女性サーシャと3人でレストランへ。

久々にまともな料理
こういう機会でもないと外食しないので…

シーフード スパゲッティ
6ユーロ(約962円)


その後サーシャは宿に戻り、私とダンジ君は彼の友人であるアルバニア人宅へお邪魔することに。

右から
高校生のロニー君、ダンジ君
ロニー君の妹さん、私

彼らの母親は
スウェーデンに住み、働いているらしい

アルバニア文化やその歴史に詳しいダンジ君曰く
「コソボでは珍しくない」との事

ご馳走になったターキッシュ・コーヒーが
とても美味しかった

ありがとうございます♪



ところで



東欧の国や街を歩いていると
差別的な言葉をよく掛けられるんだけど


彼らはアジア人の事をどう思っているの?


子供は誰からアジア人の事を教わるの?
親?学校の先生?
テレビやインターネット?



私とダンジ君を宿まで見送ってくれたロニー君に聞いてみた。

彼は
「…アジア人に対してだけじゃないよ」
と、少し言葉を濁した返答だった。


もちろん差別主義者だけではないと思うし、親切な人もいる。
そして言うまでもなく、ロニー君はそんな思想を持っていないはずだ。

しかし、この事は私が更にヨーロッパを旅する中で、おそらく一番興味深い疑問になるだろう。


宿前での記念撮影

ここでロニー君とお別れ

またいつか再会できますように♪



ダンジ君は宿に戻り、私は夜のプリズレンを散策しようと再び街の中心部へ。

シナン・パシャ・モスク



閑散期なので人出は少ない
しかし、その分ゆっくり周ることができる


情緒があって良い街だ


2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。