見出し画像

ヒッチハイクで青の街

2024/9/5


この日、緑の街ウェザーンから青の街シェフシャウエンへ。

時刻8:45
やはり警察が取り締まりをしていたので
少し離れた場所からヒッチハイク開始

うーん…一見タクシーだとわからない車が次々に止まるのでリズムが狂う…。

通りすがりのオジサンがフランス語で私に助言してくれた。

「みんなテロを警戒してるから止まらないよ、向こうにポリスもいるし」

「シェフシャウエンだろ?タクシーで20MAD(約300円)だから、それを捕まえな」

シェフシャウエンまでは65km。車で約1時間の距離だが、これが本当に20MADだから驚きだ。というか、なんでバスより安いんだよ…。
ちなみにバスだと35〜40MAD。

正直、今回は難しくないと思っていた。
目的地までは一本道。この路線はほとんどの車がシェフシャウエンに向かうはず…。

だが蓋を開けてみると、地元の業務用車がこの辺を往復しているばかり。たまに通りかかる旅行者らしき人は家族連れで車内は満員。

そのまま2時間が経過して疲れ始めた頃、ようやく一台の車が!なんとダンプカーだ!
ドライバーに御礼を伝え、乗り込む。

高い目線から見る景色はなんとも気持ちが良い
沢山のミラー
大型車を運転できる人ってすごいですよね


乗せてくれたドライバーのカマルはフランス語とダリジャ(アラビア語のモロッコ方言)の話者。
だが私はそれが理解できないので、彼は英語に翻訳した文章を私に見せてくれた。

「Are you hungry?」

空腹だったが遠慮した私
それでもカマルは気を遣ってくれて
朝食をご馳走してくれた

ホブスにオリーブ、チーズ、ヨーグルト
目玉焼きにオリーブオイル
これはビサラと呼ばれる乾燥した豆を使ったスープ
ホブスをディップして食べる
ミントティーまでご馳走してくれた
感謝…!
シェフシャウエンまで残り10km地点でお別れ
カマルは仕事で別の方向へ

何から何まで
本当にありがとうございました!



さぁ、ここまで来たら
シェフシャウエンまであと少し

素直にタクシーに乗ればいいのだが
意地で歩く
これが思った以上にキツかった
ひたすら上り坂、モロに受け続ける直射日光…
このサボテン
枯れ切った部分と活き活きした部分が
くっきり分かれている

限られた栄養を一部に集約しているのかな
生存本能的に


そして歩くこと2時間半
シェフシャウエンに到着…!
でも街はまだ遠いな…


全身汗でびっしょりになりながら更に歩き続け、ようやく市街地へ。


おっ?
おぉ…
おぉぉ…


青い
青い…!


青ーい!


想像以上に青く染まっていた旧市街。
観光に寄せた感もあり、たしかに観光客は目立つが、街は穏やかで騒ぐ者もいない。


ネコは沢山いる
そしてまぁ映えること…!

なんかヤンキーみたいな格好してるな…


フランスパンの2/3位の長さに
たっぷりのハム、オリーブ、人参、パスタ
そしてケチャップとスパイシーなソース

6MAD(約90円)
安過ぎない?と思ったら
食後に買った水代で多めに取られた

ちょっと何言ってるかわかんなかったが
問題無し


今日は疲れたので軽く様子を見て終了
また明日、じっくり歩いてみよう



宿の中まで青い


2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。