コソボ入国

2024/3/2

アルバニア入国7日目。
この日、私はコソボ共和国に向かう。

ウノ君がバスターミナルまで見送ってくれた
やはり人との出会いこそ
私にとって旅の本質であり、醍醐味だ

おかげ様で楽しいティラナ滞在になりました
ありがとうございます！
またいつか、世界のどこかでお会いしましょう♪

無事にバス乗車。
近いとはいえ、国を跨ぐ移動にも関わらずチケットを購入したのは発車30分前。
「ちょっと隣町まで行ってくる」といった
具合だ。
実際、コソボの人口の約9割はアルバニア人で、両国は兄弟の様な関係らしい。
それだけ気軽に行き来できる。

日中のバス、列車において大事なのは席の位置だ。
通路を挟んで右側か左側か。それで移動中に見られる景色が大きく変わる。

乗客の大半は私と反対側に座っている。
『良い景色が見られるのかも知れない』
そう思った私は一度座った席を離れ、皆が座る側へと移った。

そしてしばらく車窓を眺めてリラックスしていたのだが、ふと気付いた右手の違和感にハッとさせられる。

腕時計が無いっ…！

身の回りを確認するが、どこにも見当たらない。
バスに乗る直前までは時間を確認していた記憶がある。

……たしか乗車して上着を脱ぐ際に、腕時計を外してポケットに入れたはずだ。
そして席を移動する時に落ちたのだろう…。
元の席を確認し、他の乗客やスタッフに聞いても成果は無し。
つい数十分前だ。狭い車内でこれだけ探しても見つからないという事は…。

誰かに持っていかれたな…

そのままバスは休憩地点へ。

結局、腕時計は見つからなかった

ミスを犯した自分に対して悔しさが込み上げる…

アルバニア―コソボ国境

相変わらずバスの中でパスポートを渡すだけの
簡単な手続き

コソボ入国
そして首都プリシュティナに到着

塀の上に有刺鉄線が張られている

時刻18:00。
宿にチェックインし、荷物を置いてすぐに外出。
おそらくプリシュティナは2〜3日の滞在になるだろう。
治安は悪くなさそうなので、今のうちにコソボ首都中心部の夜を見ておこうと思ったのだ。

共産主義時代に特有の建築センス

何故か不思議と不安を煽られる…

しかし
モスクはいつでも心を落ち着かせてくれる

Cathedral of Saint Mother Teresa

時間が遅かったせいか、中には入れなかった

外から見たステンドグラス

とても穏やかで静かな街だ。
首都とはいえ、のどかさすら感じる。
街中で騒ぐ者も見当たらず、とても居心地が良い。

やはり実際に来てみないと分からない事が沢山ある。

明日は昼間の様子を見てみよう。
一体どんな雰囲気なのだろうか。