未来の色彩

2024/9/19

カサブランカ4日目。
毎日、私とサーム、タネルの3人はなんとなく起きて、なんとなく外に出る。

ケンタッキーでランチ
35MAD(約517円)

“モロッコのニューヨーク”
と呼ばれるエリア

これはたしかに少しNYっぽいな

昨日サームが話しかけた女性とカフェでばったり
ここは彼女の職場だったらしい

人口300万人を超える大都市で
こんなあっさりと再会するなんて

昨日に引き続き
夜は旧市街

サンドウィッチは5MAD(約70円)
激安

3MAD(約42円)で遊べるビリヤード
激安…

クスクスと同じ原料で作られたプリン
スパイスが効いてて新鮮美味
まさかの1MAD(約14円)
激安…！

この4日間、私達はずっと笑いっぱなしだった。
くだらない話も沢山したし、サームとは
「日本とモロッコ、果てはイタリアをも繋ぐビジネスをしよう」という計画も浮上した。

タネルとは
「一緒にモーリタニアへ行って、砂漠で有名な貨物列車に飛び乗ろう」
という話にもなった。

どれも半分冗談、半分本気みたいな会話だ。
しかし私達はシェフシャウエンでたまたま同じ日、同じ宿、同じ部屋になり、今こうしてカサブランカで偶然に再会している。

なので、あながち不可能な話でもないのだ。

実現はいつも小さなきっかけから始まる。
縁が鎹となり、可能性はそこにある。
幸せなことだ。

私は明日、また違う街に向かう。
未来は何色なのか。

とても楽しみだ。