神のみぞ知る

2023/11/28

カウチサーフィン2日目。
地中海の印象が強いアンタルヤにいながらして、山の中での生活。

この日もタカシさんと共に中心部へ向かう。

もちろんヒッチハイクで

今回はすんなり止まってくれた

降車場所でドライバーに御礼を伝え、そこからはバスに乗る。

大混雑に乗じて無◯乗車ですが

無事に到着←

アンタルヤ中心部

しばらく歩き、旧市街「カレイチ」へ。

城壁に囲まれた旧市街

そもそもカレイチとは“城の内側”という意味らしい

旧き良きオスマン家屋
入り組んだ石畳の路地も多く残る

情緒溢れる街並み

石積みの塔や

古代遺跡
そして地中海の青い海

ヨットが停泊する港も

流石トルコを代表するリゾート、アンタルヤの名所。
オフシーズンとはいえ優雅な雰囲気だ。
それでいてギラギラした感はみられず、残るオスマン帝国時代の風格には趣がある。

しかし以前にも此処を訪れた事のあるタカシさん曰く「寂しく、そして忙しなくなってしまった」との事。

もしかすると、経済危機の影響があるのかも知れない。
または多くの移民を受け入れた結果なのか。

カウチサーフィンでお世話になっているホスト、ユージャリィさんも「今後は更に移民が増える」と嘆いていた。

日本も他人事ではない。
上手く共存するために何が必要なのか。
いよいよ真剣に考える時がきていると思う。

なんて事を思いながら
2人で街中の残飯を漁る

ゴミ箱から飲みかけのジュースを拾い

捨てられた水で乾杯

周りの人達が唖然とする中
大爆笑する我ら日本の面汚し

バナナだって食べる

いやはや

こんなに笑ったのはいつ以来だろうか

遠く離れた異国で共有する

最低で

最高な瞬間

素敵な観光地を巡ろうと、ゴミを漁ろうと、2人の会話は尽きること無く。

時刻17:00。
再びホームステイ先へと戻る。

昨日同様
最寄りまでバスに乗り

2日で3度目のヒッチハイク

家に到着すると、ホストのユージャリィさんが暖かいスープを用意してくれていた。

じゃが芋とセロリのスープ

手作りのオリーブ100%オイルと共に
その風味と、鼻から抜ける香りの良さといったら…
EXバージンオイルの比ではない

指が映り込んでいるのは御愛嬌ということで…

この2日間の出来事が
私の旅の今後を左右するのは間違いない

吉となるか凶となるか

それは
“神のみぞ知る”
といったところだろうか