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気質

2025/2/19〜2025/2/21

パラグアイ入国以降、噂に聞いていた日本人宿で毎日を過ごして今、5日が経とうとしている。

その間
国境沿いの街シウダー・デル・エステに行き
ムスリムが営む店でシャワルマを食べたり
カルネ(牛肉)のシャワルマ
4USD(≒600円)
意外といい値段したな…

美味さよりも支払いが米ドルだったことに驚いた
南米はとにかく米ドルが重宝される
その一方で汚れた紙幣は両替もしてもらえない


一部ではパラグアイ唯一とも言われる観光地
イタイプ・ダム

世界で2番目に大きなこのダムは水力発電としての
役割を果たし、国内9割の電気を賄っているらしい

ブラジルやアルゼンチンにも電力を販売している
らしいが、この日はまさかの放水無し
それはそれで面白かったけど


宿ではゲストの一人が誕生日ということで
パーティ

ケーキでお祝いしたり
アサードが振る舞われたり
盛り上がる場を横目に
綺麗な夕陽を眺めながらワインを飲んだり
ローカルバスで15分先の街まで
買い物
生姜焼き、冷しゃぶを酒のツマミに1杯…じゃないな
朝から晩までずっと飲んでた

じーっと見てる…


そんなことをしながら過ごした日本人宿での滞在。正直、馴染めなかったな…。
20人を越える日本人客の多さが落ち着かなかったのか。いや、それが核心ではない気がする。
なんだか健全そうな人ばかりで、場違い感を覚えたのは事実だ。皆良い人達で、宿も素晴らしいのだが。

もしかしたら皆、多かれ少なかれ私と同じ感覚を覚えつつ、それでも“大人の振る舞い”をしているのかもしれない。
お互いに気を遣いながら、周りと溶け込みながら、内心それらに違和感を覚えつつも表に出さない集団主義的な日本人気質。そうして秩序、均衡を保つ日本の文化。
私は今までそういった日本社会から少し外れていたので、いつの間にかそんな文化を忘れていたのかもしれない。長い間海外を旅しているのも一因だろう。

まぁいずれにしても出会うタイミング含め、単純に合わなかっただけだ。もっと少人数で個別に関わることが出来たなら親しくなれたかもしれないが、私は明日この日本人宿をチェックアウトして次に向かう。
パラグアイ首都アスンシオンを抜け、ボリビアのサンタ・クルスを目指す。

合計約30時間のハードな大移動。
さぁ、ツキは巡ってくるのだろうか。


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URBANRANCH
2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。