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波乱含みのマラッカ
2023/7/12
時刻9:00。
クアラルンプール最終日。
列車を乗り継いでマラッカ行きのバスターミナル(TBS)に向かう旨をジョーさんに伝えると、乗り継がなくても直接TBSに行ける路線があるという。
そしてなんと、徒歩20分先のその駅まで一緒に歩いて連れて行ってくれた。
最後まで優しく、親切な人だった。
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列車に乗り込む
車内の路線図を眺めながら乗車。
1つ、また1つとバスターミナル最寄りの目的駅まで近づく。
そして残り3駅となった時
列車がまさかの逆走
ワケがわからない…!
なんでいつもこう
スムーズに移動が出来ないんだ…
本当によくわからないが、路線図内の一部区間だけを往復ピストン走行する列車があるらしい…。
前に座っていたマレーシア人カップルに目的駅まで行く路線を尋ねると、彼らも同じ方向に向かうという。
つまり、その2人も列車を勘違いして乗っていたようだ。
地元の人でも間違うのだから、病的方向音痴の外国人になど解るわけがない。
私とカップルの3人はその後も列車を間違え、何度も駅員に訊ねながら、何とか目的のBTS駅まで。
そこから直結しているTBSに行き、チケットを購入。
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それにしても、このチケットカウンターの列…
購入までに40分以上かかった…
2時間超のバスチケットが12RM(約370円)
東南アジアの節約旅は
如何にバスを使いこなせるかが重要だ
何はともあれ、無事にマラッカ行きの長距離バスに乗車。
朝から早速疲れて、車内ではずっと寝ていた。
本当は窓からの景色を楽しみたいのだが、そんな余裕は無い。
そして、あっという間にマラッカ到着。
そこから更に市内バスに乗り換え、中心地まで。
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バスチケットを持っているか訊ねると
「たぶん直接バスで払うはずだ、そうだと良いなと思っているよhahaha」
と笑っていた
この位の余裕が欲しい…
結果、その通りだった
2RM(約62円)
時刻15:00。
バスを降り、グーグルマップを使ってゲストハウスまで歩く。
クアラルンプールでは全く機能しなかったが、ここでは順調だ。
そして宿に到着。
だがCLOSEの看板が…
Whatsappアプリでオーナーに連絡。
すると直ぐに返信。
今ご飯食べに外出てるから
そこで待ってて
もうこんな事は驚きもしない。
30分ほど待ち、戻ったオーナーへ手続きを済ませ、6人相部屋の1つに重いバックパックを下ろし、ようやく一段落。
ふぅ〜っ、とため息をつきながら横になると、何やら部屋が落ち着かない雰囲気だ。
なんだなんだ?
今度は何なんだ…?
1人のアジア人が、西洋人に話しかけた。
僕のバックパックと財布、パスポートも全て盗まれたんだけど、何か知らない?
またかよ……
実はこの類の話は初めてではない。
香港でのトランジットの際は、日本の中年夫婦がリュックから財布を抜き取られたと揉めていた。
ザルツブルグでスマホとタブレット、充電器を盗まれてしまった旅仲間や、マレーシアで軟禁、違法賭博に加担させられて多額の金を引き出すよう脅された話。
カンボジアで娼婦に襲われ、現金を強奪された話も聞く。
旅先でのトラブルやアクシデントを期待されている感もある様に思うが、正直全く面白いものではない。
当然テレビやネット動画で編集された派手な展開は無く、実際は想像よりずっと地味なのだ。
何より、本人の気持ちを考えるといたたまれない。
まぁしかし、そうなってしまったからには笑い話にでもしないとやってられないのも事実だが…。
訊ねられた西洋人は
「何も知らないけど、既にチェックアウトした南米の男が怪しい」
と言い、それから捲し立てる様に2時間も喋り倒した。
意図的なのか、ただのお喋り好きなのかはわからない。
とにかく私も警戒を強め、貴重品はもちろん肌身離さず、2つのバックパックは金網で縛り、鉄柱に括り付けた。
宿を変えようとも思ったが、4泊分の料金はクレジットカードで支払い済み。しかも既にベッドで横になってしまっている。
何より、もう夕方過ぎで疲れており、今から他の宿を探す気にはなれない。
ここでとりあえず一泊しよう。
あとはもう、成るようにしか成らない。
そんな気持ちで外に出て、、夜のマラッカ市街を2時間ほど歩いた。
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マラッカは郊外の方が格安だと聞く
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熱々の土鍋に
甘辛いタレで味付けされたご飯と鶏肉
これが不味いわけがない
ボリュームも十分
9RM(約280円)
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どうなることやら…
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