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ボート2日目、ルアンパバーンへ
2023/6/11
宿の虫と闘いながらの一泊。
疲れが取れず…。
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水が濁ってなければ尚良いのだが…
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バナナの葉に包まれたハムチーズ入りのコッペパン
それとインスタントのレモンティー
定刻(30分遅れ)で出航。
またしばらく同じ景色が続く。
昨日騒いでいた欧米人グループも今日は大人しい。
まぁ流石に2日目ともなると、同じテンションではいられないだろう。
或いは、昨夜も宿ではしゃいでいたせいだろうか。
私はというと、昨日と同じくのんびり景色を見て、本を読み、ルアンパバーンはどんな所なのかと想像を膨らませていた。
案外、長距離の移動は向いている方なのかも知れない。
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通りすがる私達のボートに
荷物を託していた
『何時に着くのかわからないけど、たぶん昨日と同じ位なんだろう』
当然、そんな都合良くはいかない
スコールだ
タイでも同じだが、雨季は頻繁にスコールが襲ってくる。
ゴロゴロと空が鳴り、雲行きが怪しくなる。
そしてあっという間に、バチバチと水面を叩きつける様な土砂降りの雨に変わった。
話し声も聞こえなくなる程の激しい大雨だ。
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レジャーシートのカーテンを下げ
雨が収まるのを待つ
船のデッキに積んでいた荷物を、急いで中に運び込むスタッフ。
だがもう既にビショビショだ。
私のバックパックは船の床下に入れてもらっていたので、無事だった。
しかし
毎日スコールが来る土地で
毎日船を運行していて
「スコールが来たぞーー!!」って
なんか対策無いのかよ…
座席数を減らしたくないのはわかるけど
せめて荷物にシート被せとくとかさ…
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先を急ぐ為に
雨の中、再び走り出す
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小さな船には屋根が付いていない
結局7時間半の運航の末、到着したのは18:00を過ぎた頃だった。
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ラオスの国旗が優しい風に揺られ、はためく
簡素ながらも誇らしげだ
此処から市内中心へはトゥクトゥクで乗り合って行かなければならない。
他の欧米人は皆、各自行き先を話し合い、グループを作っていた。
私は1人、取り残されていた。
特に差別だとか、そういうわけではない。
誰だって、言語が通じる近しい人がいたら、まずその人に話しかけるだろう。
私だって日本人がもしこの場にいたら、まず話しかけてしまうと思う。
結局、残り物扱いで乗せてもらったトゥクトゥクは、計8人になった。
軽トラの荷台並のスペースに、おそらく軽トラ以下の馬力。
そこに大荷物を抱えた男がギュウギュウ詰めだ。
私の片足とバックパックは車外にはみ出ている。
他の車にどんどんと追い抜かれ、無理な態勢で足も腰も痺らせながら、何とか中心部に到着。
宿まで歩き、チェックインを済ませてベッドに倒れ込んだ。
さぁ、ルアンパバーン
街全体が世界遺産に登録されている
秘境の地
どんな所なんだろうか
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