ダウンタウン
2023/8/1
ビールが無い…!
昨日もずっと探し歩いたが、全く売っていない。
ビンタンビールはビンタン島から名前を取ったわけではないみたいだが、それでもインドネシア国内では一般的に飲まれていると聞いた。
それがビールどころか、酒自体が見当たらない。有るのは水と数種類のジュースのみ。
ちなみにコンビニも無い。
いくらなんでも、そんなはずないだろうとグーグルマップで徒歩圏内にある少し離れたマーケットに向け、外に出る。
結果的には、そこにも酒は売られていなかった。
諦めて、とりあえず来た道を戻る。
相変わらず街人からジロジロ見られるのだが、日中の郊外はそこまで高圧的では無い。
『珍しいからつい見てしまう』
そんな感じだ。
まぁ気持ちは正直わかるし、その位なら慣れたものだ。
すれ違う人それぞれに笑顔で挨拶してみる。
反応は様々だ。
笑顔で返してくれる人
じっと見つめ返す人
戸惑う人
「あ?」と不思議そうな顔をする人
この街の楽しみ方は、如何にして街人と打ち解けられるか。
そう思う様にもなってきた。
このタンジュンピナン市は、ビンタン島のみならず、周辺のリアウ諸島を含めても最大の都市。人口は約19万人といわれている。
それにしては
いくらなんでも寂れ過ぎていないか…?
そう思っていたが、疑問が解決した
ここは市内でも場末のダウンタウン
本当のタンジュンピナン中心地は
ここから徒歩2時間弱の所にあるらしい
ちなみに鉄道は勿論、バスも走っていない
タクシーの客引きには声を掛けられるが
車は全て自家用車
所謂、白タクだ
そんな事は知らず、ただ到着した港に近いという理由で滞在していた。
頻繁に移動を繰り返すので、その街がどういう所なのか、そういった事はいつの間にか下調べをしなくなっていた。
その方が楽しめる事も多い。
必見といわれる名所を見逃したとしても、それはそれで良いのだ。
なるべく偶然を味わいたい。
安全を前提として…。
遠くに島がある。
日中は木々の緑、そして海や空の青に良く映える、黄色いモスクらしき建物が見えた。
フェリーターミナルで聞いてみると、ここから船で行けるという。
それなら行ってみよう
今日はもう遅いから、明日にでも
そう決めて、日没まで付近の海沿いで地元の様子を観察。
気を張っているせいなのか、宿に戻るとグッタリ。
シャワーを浴び、ベッドに潜ると、そのまますぐに寝てしまった。
明日はあの島に行ってみよう。
2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。