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Dakhla到着

2024/10/22


頭痛をロキソニンで止め、8時間の夜行(の睡眠)に備え酔い止め薬を飲み、それで腹を緩くし、さらに下痢止めを飲んでのバス乗車。


腹がギュルギュルの状態で乗る海外の夜行バスほどスリリングなものはない

どこでトイレ休憩になるかもわからないし
休憩時間もテキトー
そして人数確認せずに発車するのは当たり前

ホント、よくそれで成り立ってるよな…


幸い、人間としての尊厳を失うことも無く、無事にDakhla(ダフラ)へ到着。

午前7時30分

まだ夜は明けない

再び襲われた腹痛に耐えかね、開店前のカフェでトイレを借り、少し歩いた先で海から浮かび上がる太陽に目を細めると、ようやく新しい街に対する期待が込み上げてきた。


この日記でも幾度となく書いているが、そこそこ長く旅をしていると、新しい街に着いてすぐ、そこが自分の肌に合うかどうかわかるようになる。
理屈や文章では説明しにくいのだが、これは旅人の共通認識だろう。

そのうえで私は思った。

『この街、良いな』


朝陽と海を眺めながら、近所のパティスリーで買ったデニッシュを頬張る。

2.5MAD(約38円)

これとコーヒーがあれば最高だった


リゾート地の様な雰囲気もあるが、まだ午前中ということもあってか、街にはとても穏やかな空気が流れている。しばらく佇んでいたい気分だ。
と、まずは宿を決めなければ。

飛び込みで入ったプチホテルに話を聞き、とりあえず3泊する事を決めた。
西サハラに入ってからは所謂ドミトリーが無く、予約サイトには観光客向けな高額ホテルばかり掲載されている為、こうして直接ローカルの宿を聞いて回らなければならない。
そこでは、おそらくモーリタニアやセネガルから来た行商人らしき姿も見かけた。

ひとまず落ち着いたところで仮眠し、再び夕方に出歩いてみる。

な、何食ってんすか…

野犬が多く、今はまだ大人しいが
夜中と早朝は凶暴になるかもしれない
気をつけないと


ここでも至る所にモロッコ国旗が掲揚されている

警察や迷彩服を来た兵士達もいるとはいえ
ラーユーヌ程の重苦しさは感じない
どうやら西サハラは庭園にこだわりがあるらしい

正直、ゴミが散乱している道路も多いが
これらの庭園だけはそれなりに手入れされている


やはりモロッコの街同様
ダフラも夜から活気が出始めるようだ
宝飾店が集まった建物
もはやお約束の夜市


街の人達を見て気づいたというか、新鮮に感じた事もあるが、気のせいかもしれない。
ひとまず一旦寝かせて、明日また確かめてみよう。

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URBANRANCH
2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。