Dakhla到着
2024/10/22
頭痛をロキソニンで止め、8時間の夜行(の睡眠)に備え酔い止め薬を飲み、それで腹を緩くし、さらに下痢止めを飲んでのバス乗車。
幸い、人間としての尊厳を失うことも無く、無事にDakhla(ダフラ)へ到着。
再び襲われた腹痛に耐えかね、開店前のカフェでトイレを借り、少し歩いた先で海から浮かび上がる太陽に目を細めると、ようやく新しい街に対する期待が込み上げてきた。
この日記でも幾度となく書いているが、そこそこ長く旅をしていると、新しい街に着いてすぐ、そこが自分の肌に合うかどうかわかるようになる。
理屈や文章では説明しにくいのだが、これは旅人の共通認識だろう。
そのうえで私は思った。
朝陽と海を眺めながら、近所のパティスリーで買ったデニッシュを頬張る。
リゾート地の様な雰囲気もあるが、まだ午前中ということもあってか、街にはとても穏やかな空気が流れている。しばらく佇んでいたい気分だ。
と、まずは宿を決めなければ。
飛び込みで入ったプチホテルに話を聞き、とりあえず3泊する事を決めた。
西サハラに入ってからは所謂ドミトリーが無く、予約サイトには観光客向けな高額ホテルばかり掲載されている為、こうして直接ローカルの宿を聞いて回らなければならない。
そこでは、おそらくモーリタニアやセネガルから来た行商人らしき姿も見かけた。
ひとまず落ち着いたところで仮眠し、再び夕方に出歩いてみる。
街の人達を見て気づいたというか、新鮮に感じた事もあるが、気のせいかもしれない。
ひとまず一旦寝かせて、明日また確かめてみよう。
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2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。
なので今後どうなるかは私にもわかりません。
その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。
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