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♡今日のひと言♡エンニオ・モリコーネ〜「ニュー・シネマ・パラダイス」他


ムチの音やトイレを流す音などを取り入れた前衛的な音楽に傾倒していた当時のモリコーネは、サイコ・ホラー映画『怪奇な恋の物語』(1969)を担当することになり、大胆な実験的楽曲を提供します。しかし、豪華キャストによる鳴り物入りで公開されたこの作品は、興行的に大失敗に終わってしまいました。その時の彼の言です。

エンニオ・モリコーネ(1928-2020~イタリア・作曲家、指揮者)
 500曲ともいわれる数の映画音楽を手がけ、多くの名曲を残した。
12歳から音楽院で作曲を学び、『ファシスト』(1961)で世に出た。
その後、セルジオ・レオーネ監督、クリント・イーストウッド主演の『荒野の用心棒』(1964)などの「マカロニ三部作」で高い評価を受け、さらに『死刑台のメロディ』(1971)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)、『ミッション』(1986)、『アンタッチャブル』(1987)などを手掛け、『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)のメインテーマで世界的な知名度を得た。

『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988)※注1・ラストシーンです!!
注2・性的描写が含まれています。

戦後間もないイタリア・シチリアの、小さな村の映画館をめぐる物語。
監督・脚本 ジュゼッペ・トルナトーレ。

時は現在のローマ。
映画監督のサルヴァトーレ~愛称トトに、故郷の母から「アルフレードが死んだ」という電話がかかってきます。

映画好きだった幼い頃のトトにとって、故郷の映画館パラダイス座の映写技師アルフレードは憧れの人でした。

当時のパラダイス座には司祭の検閲があり、映画のラブ・シーンはことごとくカットされていました。そのことにアルフレードはひどく憤慨していました。

ある日、フィルムに火がつき、パラダイス座は全焼してしまいます。そしてトトの懸命の救出にもかかわらず、アルフレードは火傷が原因で失明してしまいます。
しかし、やがてパラダイス座は再建され、アルフレードに代わってトトが映写技師になったのでした。

アルフレードの葬儀に出席するためにトトは故郷に戻るのですが、パラダイス座は取り壊され、駐車場に姿を変えようとしています。

トトは、アルフレードの形見のフィルムを渡されます。
一人試写室でそれを見るトト。そしてスクリーンに映し出されたのは・・・
(noteの検閲に引っかからないことを願っています)

私事で恐縮なのですが、記憶違いで、パラダイス座は空襲で全壊したものと勘違いしていました。なので、この作品をてっきり「反戦映画」だと思い込んでいました。
自分的にはそんな勘違いのままでもいいか、とこのラストシーンを再見して思ったりもします(⌒∇⌒)


2024.7.26
Planet Earth

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