10歳の頃の私へ
わたしは小さい頃からずっと、時間はいつか止まるものだと考えていました。
ママは38歳で、おにーちゃんは塾で忙しい中学生、パパは人事部長に昇格。わたしは小学校3年生で、親友のしおりちゃんと毎日ベルちゃんのお散歩に行くのが日課です。エンタの神様の終わりにはいつもはなわが歌うし、小泉総理は相撲に感動するし、千と千尋は賞を取るし、レインボーブリッジは封鎖出来ないし、わたしは友達の出来ない子供でした。
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