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新年度のキックオフに「エレベーターピッチを創る」ワークショップをやってみた

こんにちは、かみちゃん@WSD40期生です。
なんとか月1は更新を死守したいな~ということでnoteを開始して4本目の投稿です。

前回は、レゴシリアスプレイのワークショップを体験したお話でした。

今回は、その前に書いた「普段の業務にワークショップ(的なもの)を取り入れてみた」シリーズに入りそうなお話です。

さて唐突ですが、、、4月と言えば新年度ですね!
異動や組織体制の変更が多い時期だと思います。
私はというと、所属する部門の体制や構造が変わりました。

どんな変化かというと
・部門の名前が変わった。
・その部門に7つの事業が属することになった。
 (前期に同部門の傘下にあったのは3つの事業なので、新たに4つ増えました)

で、私はその部門の統括的な役割をやっています。
ですので、7つの事業それぞれの成長を考えつつ、最終的にはそれら事業の相乗効果を図って部門全体の成長を実現することが、私の役割だったりします。
ということで、この7つの事業責任者と私+横断部門のマネージャーではある程度の関係づくりをし、4月をまたずして新年度に向けてスタートを切れた方が良いだろうなと思いまして、キックオフのワークショップを企画・実施しました。

企画概要

どんなワークショップ?

「魅力的なエレベーターピッチをみんなで創るワークショップ」

誰が参加したの?

7つの事業責任者と私+横断部門のマネージャー 合計11名です。
※内、私+2名が(グループ)ファシリテーター&一部に参加
顔と名前は知っているけど、どんな人かどんな事業をやっているのか詳しくは知らないなーという関係性のレベルです。

形態と時間は?

対面形式(リアル)で行いました。会社のラウンジのようなスペースを使いました。およそ2.5時間くらいで実施しました。

目的は?

・関係性の質をつくる(上げる)こと
・互いの事業の理解度を上げること
の2つとしていました。
もちろん新年度の部門方針は共有したりしているのですが、それぞれが独立独歩で事業運営することが基本ではあること、一方で共同で営業したり提案したりサービス開発したりすることで、相乗効果を発揮してほしい思いがありました。
ですので、まずはお互いのことを知り・お互いの事業を知ることが一番大事ではないかなと。
こんなスライドで目的について説明をしました。

昨年の管理職研修で取り上げられていました

どんな構成?

はい、こんな構成です。

・アイスブレイク
 1回2分の自己紹介を×3回回しました。毎回違う人とするのでなるべく多くの人と話してもらえたらという意図でした。最初は隣の席の人、次からは立って探すということで、徐々に体も動かしほぐれてくれたらなと考えました。

・お互いを知る(サブワーク)
 メインワークは「互いの事業を理解する」ことに主眼を置いたものなので、その前にそもそも互いの価値観を知ることが大事だよな、ということでサブワークを置きました。
 当社には全社員がPurpose Statementという自身の人生観や成し遂げたいことを表す一文を創っているので、こういうワークの時にとっても重宝します。(企画した人、Good Job!)
こんなワークでした。

Purpose Statementは当社の研修で全社員が創っています

・エレベーターピッチを創る(メインワーク)

メインワークです。
お互いの事業を知るために、どんな装置があったらいいかなー?と企画段階で考えました。
単に資料を使って説明するだけでは面白くない。
まだまだ生まれたてのような事業もあるので、そういう事業の場合、日々「自身の事業は何か?」変わっているし、その答えを模索中だよなーとか。
普段は1人で考えているだろうけど、どうせならみんなから意見をもらって自身の事業の強みや価値みたいなものをブラッシュアップできたらいいのでは?
などなどと考えていた時に「エレベーターピッチ」を創ったら面白いのでは?とひらめきました(自画自賛!?)。

短時間の制約が絶妙

エレベーターピッチとは、自分が売り込みたい人(例えば取引先の決裁権者)とエレベーターに偶然乗り合わせたときに、そのチャンスを生かして、乗ってから降りるまでの短い時間の間で、自分の事業の魅力や特徴を説明できることです。
エレベーターピッチの詳しい説明は、こちらの記事やテンプレートがとても分かりやすかったので少し拝借。

出典:エレベーターピッチの作り方を事例で解説【テンプレート付き】

実際に30秒とか60秒で話せないといけない、だけれどもそこに必要な要素がギュッと詰まっている必要がある、それでいて分かりやすく。このフレームが最高ですね。
なお、「プロダクト」は事業とかサービスと読み替えると作りやすいかもしれません。

このワークでは、
・まず個人ワークで1人ずつが自身の関わる事業についてのエレベーターピッチを創り
・それをグループ(3~4人)で共有
・磨きがいのありそうな/あるいは自薦で、各グループで1つ事業を決めてそのピッチを磨きあげて完成させる
ということをしました。

・発表
最後に発表です。
これはせっかくなので、実際にエレベーターに乗り合わせたような寸劇をして発表しました。

結果と感想

結果的に、盛り上がりましたし、当初描いていた目的は果たせたように思います。感想をいくつか。
・お互いのことを知る、といった目的は全体を通して十分果たせていたように思います。
・自己紹介や最後の寸劇で立ったり動いたりすることで、場がリラックスしたあったかい雰囲気になりました。
・エレベーターピッチの完成度はグループによってまちまち。だが、この日をきっかけに改めてエレベーターピッチを再考していたメンバーもいたので副作用的に今後につながる機会になったようでよかったです。
・企画の話ではありませんが、グループファシリを私以外に2人お願いしていたので、安心して進行できました。(社内だと準備がギリギリで全部1人でやりがちでしたが改善できました。)
・「エレベーターピッチ」というフレームが分かりやすく秀逸でした。みんながちょっとやってみたいと思う、ものになっていました。
一方で反省も。
・アンケートでも意見いただいたのですが、エレベーターピッチは事前課題で創ってきてもらえばよかった。即興的に創る良さはそこまで無かったので、であれば事前課題にした方が質を高められたかも知れません。
・他の人の事業に興味をもてたりもうちょっと知識を深められるようなインプットの時間を取った方がもっとメインワークが盛り上がり、ピッチの質も上がった気がしています。

・最後にネタバレ
このワークショップの活動目標と学習目標は以下としていました。
活動目標:各事業のエレベーターピッチをグループで協力して創ることを通して
学習目標:互いのサービスに興味をもち、相互に相談しあえる関係を築く。

でした。

反省点はありますが、自己採点ではなかなかに学習目標に到達できた印象です。

新年度にこの「エレベーターピッチ」を使ったワークショップは、なかなかにオススメかもしれません。
今後も近しい機会には使ってみつつ、持ちネタとしてブラッシュアップしていきたいと思います。

ということで、今回はこの辺で!(めっちゃ長文になったわ汗)


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