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浦和レッズ対名古屋グランパス 17節[前半のレビュー]

開いて頂きありがとうございます。

今回は浦和レッズ対名古屋グランパスについて分析していきたいと思います。あくまでも私の考えなので参考程度やこんな考えもあるんだと、温かい目で見て頂ければ幸いです。

浦和レッズと名古屋グランパスのスタメン


この日の浦和はこの布陣で名古屋に挑みました。(後ろに数字が書いてある選手は途中で交代した選手です。)
今の浦和は昨年の大槻監督の時とはまた違うサッカーをしています。今季から浦和を指揮している、リカルド監督は5レーンを選手にとても意識させていると思います。
さぁ、結論から言うと、この試合は0対0の引き分けでした。しかし、この90分間に何があったのか?何故浦和は直近7試合(カップ戦も含む)も点が取れていたのに取れなかったのでしょうか?そこを紐解きたいと思います。

[守備の陣形]

4-1-4-1の浦和は守備の時には4-4-2にシステムを変更しながら守備をしていました。その時にユンカーの右隣に武田が出てきて4-4-2のブロックを作っていました。


浦和のビルドアップの再現性

前半5分のシーンです。この時の浦和は小泉が左サイドバックの位置に降りてきて、ビルドアップをしていました。そして武田のタスクはビルドアップの時に柴戸の右隣の近くまで降りてきて名古屋さんの前線にいる2枚の守備を牽制させるために、この位置まで降りてきたのではないかと考えています。また柴戸がCBの真ん中に入りビルドアップをするシーンも見受けられ、名古屋さんの前線の選手2枚と浦和の槙野 岩波 柴戸で数的有利な現象を意図的に作っていたと思います。
そして、このシーンでは小泉がドリブルで中に少し侵入して、一番右のレーンにいた西まで一気にロングボールを入れチャンスになりました。このようにブロックでしっかり構えてくる
堅守の名古屋さんには背後にロングボールを入れ裏っ返す攻撃は有効だと感じました。ですがこの攻撃は残念ながら失敗に終わりました。

前半8分 GKを使ったミドルパスのビルドアップ。 

ザイオンと柴戸とが平行になり、前からハメてきた名古屋さんに対してミドルゾーン使ってビルドアップをしたシーンですが、このプレーはとても良かったと思います。このプレーで前に前進出来たこともそうですし、名古屋さんに怖い印象[前からプレスをガンガン掛けれなくなるような副作用もあったのではないかと思います]を与えたと思います。これはGKのキックの良さと全体の立ち位置の良さがあったからこそのプレーだと感じました。

名古屋の守備

名古屋さんはコンパクトな守備をしてきたイメージが強いです。なかなか浦和が中央から突破させてもらえない状況が続いていたと感じました。
一つ例に挙げると前半33分の岩波が柴戸にパスを入れて、柴戸が左サイドバックの吉田選手の背後を狙ったシーン。結果から言うとミスになりました。相馬選手がしっかりとケアーをしていたからです。この相馬選手が私はキーポイントだと思います。普通はサイドバックの選手が見ればいいものサイドハーフの相馬選手がマークについて、そしてマークの受け渡しをせずにそのまま相馬選手がボールを回収したシーンです。この日の名古屋さんはサイドハーフが相手のサイドバックをマークするのはタスクなんだと思いました。それは背後のロングボールでも同じです。


このように西も山中も簡単にはフリーなれないシーンが多々あったと思います。

【前半総括】

・浦和の用意してきたビルドアップはそこまで悪くなかった。
・名古屋さんJリーグでも屈指のコンパクトな守備陣形。
・ランゲラック選手のゴール前でのコーチング内容。(ノーファールの声)現にゴールまでのファール回数は少なかった。

前半の総括はこんなところで終わりたいと思います。後半戦の総括はまた後日にしたいと思います。

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