ウラテノ観察手帳

極短小説、自由律俳句、4コマ漫画を公開していきます。某イラストレーターの裏垢(B面)。観察体質。シニカルに世界を見ています。

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最近の記事

自由律俳句が楽しい。

「カキフライが無いなら来なかった (幻冬舎文庫) 」を本屋で見つけて、そのタイトルに惹かれて読んでみた。そこで「自由律俳句」というジャンルを知って以来、モレスキンのポケットサイズに自由律俳句を書いています。基本的には社会で目撃したシーンをモチーフにまとめるスタイルです。 専用のTwitterアカウント、noteアカウントを作って、少しずつ自由律俳句の先輩たちの作品を見て刺激を受けています。イラストレーターをやってますが、それとは別に文学用ペンネーム「ウラテノ」でやってます。

    • 社会生活を極短小説に圧縮する

      なんだかTwitterばかりやっていると、もっと文字を書きたい(打ちたい)気分になるのは私だけではないでしょう。 まさに今、そんな気分で駄文を書こうとしています。深夜に、こそーりとキーボードを打つ。 そんな人が世界中に何億人もいると思うとワクワクします。 そういえば「マーチダ・コー」という人の文章を読むと、なんだか自分も思念や雑念を文字としてダウンロードしたくなるのです。 マーチダー・コーとは町田康先生のことでございます。先生ほエッセイの中に、このような表記が

      • 異色作家短編集を楽しむ深夜1時

        風呂から上がってホッとするのが、 だいたい午前0時半くらい。 それから明け方まで起きている深夜族です。 パソコンは付けないで、読者やスケッチ、 自分へのフィードバック、ストレッチと続きます。 読書といえば、私は短編小説が好きです。 自分でも真似してみて、 もっと短い極短小説を書いてしまうくらいに。 短編小説は、 限られた文字の中にストーリーが凝縮された ストーリーですから、「ストンッ」と落とす。 「えぇ!そ、そんな」といった、 胸の奥に何か残ってしまうよ

        • 【極短小説】進撃のスーツケース

          目の前のスーツケースが邪魔だ。 わたしの、ではない。 となりの、ものだ。 着席のわたしの膝と顔に当たる。 ジャマ ジャマ ジャマ ジャマ ジャマ もう限界だ。 足で押す。 戻される。 手で押す。 戻される。 思いっきり押す。 思いっきり戻される。 押す、戻す、押す、戻す、押す。 こちらが力を入れるほど、 強い力で戻ってくる。 わたしは境を越えることも、 拡張することもできない。 繰り返すだけの10分間。 ついに、 押しても頑として動かなくなった。 新宿駅まで、 あと5

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        • ウラテノ極短小説
          1本
        • エッセイ
          2本

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