AIがどこまでお手伝いしてくれるのか試してみた(前編)
NotionAIがどこまでお手伝いしてくれるか試してみた
前回はNotionAIを使ってレビューをするというテーマだったので今回は、もっと前段からNotionAIを使ってどれだけのことができるか試してみました。AIをアシスタントとしてどこまで助けてくれてどこからは自分がやらないといけないのか興味があったのでケースを作って試してみたくなったのです。以下では、実際に試してみた内容とその結果について詳しく紹介します。
コンテンツ作成の支援
せっかくなので前回に続けてブログ記事やレポートの執筆においてNotionAIを活用してみました。
一般的に文章を作成して完成するまでのプロセスは以下の通りです:
テーマと目的の設定: まず、何について書くのか、そしてその目的を明確にします。
リサーチ: テーマに関連する情報を収集し、信頼性のある資料を元にデータや事実を集めます。
アウトラインの作成: 文章全体の構成を考え、主要なポイントやセクションを決めます。
初稿の執筆: アウトラインに基づいて文章を実際に書き始めます。この段階では流れを重視し、細かい部分は後回しにします。
見直しと修正: 初稿を読み返し、構成や内容、文法などをチェックして修正します。
校正: 最終的な細かいエラーや誤字脱字を確認し、修正します。
完成: 最終的な確認を行い、必要に応じて他人にレビューしてもらい、完成とします。
このプロセスのどこからどこまでAIが出来るのか試してみて個人的な評価をしてみようと思います。
6と7については前回の記事とやっている内容が同じような形ですが改めて評価をしたいと思います。
1 テーマと目的の設定
まず、何について書くのかを考えます。つまりいろんなアイデアを書き出してその中から良さそうなのを選ぶのが良さそうなのでAIに助けてもらいましょう。
プロンプトのイメージはこのようになります。
プロジェクト管理の方法についての学習コンテンツを作る前提で文書作成をする前提で10こテーマ案を出してください
実際の出力結果は以下のとおりです。
1. プロジェクト管理の基本原則
2. アジャイルプロジェクト管理の導入方法
3. プロジェクトスケジューリングとタイムマネジメント
4. リソース管理と効率的なチーム運営
5. リスク管理と問題解決のアプローチ
6. プロジェクト管理ツールの選び方と使い方
7. コミュニケーション戦略とステークホルダー管理
8. プロジェクトの進捗を追跡する方法
9. プロジェクトの評価とレビューの実施方法
10. プロジェクトの成功事例と失敗事例から学ぶ教訓
おまかせ度合い(1:全然ダメ 2:ダメ 3:使える 4:サポートが必要 5:おまかせできる)の評価は「4:サポートが必要」です。
いい候補が必ず1回で出力されるとは限らないポイントがあるのでこの評価にしました。
ですが、自分で全部考える必要がそもそもないのでテーマ選定についてはとっても楽になる感覚があります。
2 リサーチ
このプロセスではテーマに信頼性のある資料を元にデータや事実を集めます。
プロンプトのイメージはこのようになります。
プロジェクト管理の基本原則についてのPMBOKについて信頼性のある資料を元にデータや事実を集めてください。
実際の出力結果は以下のとおりです。
### PMBOKガイド(プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)
**PMBOKガイド**は、プロジェクトマネジメント協会(PMI: Project Management Institute)が発行するプロジェクト管理の標準ガイドです。PMBOKは「Project Management Body of Knowledge」の略で、プロジェクトマネージャーが知っておくべき知識やベストプラクティスを体系的にまとめたものです。
### 主な特徴
1. **標準化された手法とプロセス**:
- PMBOKガイドは、プロジェクト管理の各プロセスを標準化し、計画、実行、監視、制御、完了の各フェーズに分けて説明しています。
2. **知識エリア**:
- PMBOKガイドは、プロジェクト管理を10の知識エリアに分けて説明しています。これには、統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、リソース管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理、ステークホルダー管理が含まれます。
3. **プロセスグループ**:
- プロジェクト管理のプロセスは、以下の5つのプロセスグループに分類されます:
1. **立ち上げプロセスグループ**: プロジェクトやフェーズを開始するためのプロセス。
2. **計画プロセスグループ**: プロジェクトの範囲、リソース、スケジュールを計画するプロセス。
3. **実行プロセスグループ**: 計画された作業を実行し、成果物を生み出すプロセス。
4. **監視・コントロールプロセスグループ**: プロジェクトの進行状況を監視し、必要に応じて調整するプロセス。
5. **終結プロセスグループ**: プロジェクトやフェーズを正式に終了させるプロセス。
4. **ベストプラクティスの紹介**:
- プロジェクトの成功確率を高めるためのベストプラクティスや推奨事項が詳しく説明されています。
### 活用方法
- **資格取得**:
- PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)などの資格取得に向けた学習教材として広く利用されています。
- **実践ガイド**:
- 企業や組織のプロジェクトマネジメント標準として採用され、実務でのガイドラインとして使われています。
- **教育・トレーニング**:
- 大学や専門学校のプロジェクトマネジメントコースでの教材としても用いられています。
### 最新版
- PMBOKガイドは定期的に改訂されており、最新版では最新のプロジェクト管理のトレンドや技術が反映されています。最新版の情報を常に確認することが重要です。
これらの情報を基に、PMBOKガイドを活用してプロジェクト管理のスキルを向上させることができます。
おまかせ度合い(1:全然ダメ 2:ダメ 3:使える 4:サポートが必要 5:おまかせできる)の評価は「3:使える」です。
ここについては細かな情報については収集することがNotionAIが得意としている領域ではなさそうなのでこの評価になりました。
インターネットの情報で必要となる情報を収集することも作業としては必要になりそうなので生成された内容の確認を含めて一度自分で確認をするのがいいと思います。
3 アウトラインの作成
このプロセスでは文章全体の構成を考え、主要なポイントやセクションを決めます。
プロンプトのイメージはこのようになります。
プロジェクト管理の基本原則についてPMBOKの内容を含めて説明資料を作成するのでアウトラインを作成してください
実際の出力結果は以下のとおりです。
### アウトライン: プロジェクト管理の基本原則
1. **導入**
- プロジェクト管理の重要性
- PMBOKガイドの概要
2. **プロジェクト管理のプロセスグループ**
- 立ち上げプロセスグループ
- 計画プロセスグループ
- 実行プロセスグループ
- 監視・コントロールプロセスグループ
- 終結プロセスグループ
3. **プロジェクト管理の知識エリア**
- 統合管理
- スコープ管理
- スケジュール管理
- コスト管理
- 品質管理
- リソース管理
- コミュニケーション管理
- リスク管理
- 調達管理
- ステークホルダー管理
4. **ベストプラクティスと推奨事項**
- プロジェクトの成功確率を高めるための方法
- 具体的なケーススタディ
5. **PMBOKガイドの活用方法**
- 資格取得のための学習教材
- 実務でのガイドラインとしての利用
- 教育・トレーニングでの活用
6. **結論**
- プロジェクト管理の重要性の再確認
- PMBOKガイドを取り入れるメリット
おまかせ度合い(1:全然ダメ 2:ダメ 3:使える 4:サポートが必要 5:おまかせできる)の評価としては「5:おまかせできる」です。
観点の抜けもなさそうなのでこれは自分で考えるよりスピードも早いですし何より網羅性高く必要な情報を構造的に記載することができそうなのでこの評価にしました。
一旦長くなってしまったので前編はここまでにしようと思います。
次回の後編は4~7と全体評価を書きたいと思います。
ここまででも全く使えないわけではなく使うと変化が起きることが実感できるのではないでしょうか?
NotionAIを活用することでプロンプトを凝った作りにしなくてもほしい答えが出てくるのが本当に面白いです。
みなさんもぜひAIアシスタントを身近に携えて見てはいかがでしょうか?
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