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楽しく生きるか正しく生きるか

こんにちは。
前にnoteで記事は書いていましたが、過去のものは全て忘れ、名前やらも新しくして久しぶりに書きます。

簡単に今の自分を紹介すると、
Web制作のスクール(ZeroPlus)を卒業して(まだまだ入り浸って勉強会や交流会に参加してますが)、フリーランスとして徐々に案件をいただきつつ、デザインの勉強だったりまだまだ学びたいと思ったことを学びまくっている感じです。

本当はもっと華々しい実績(例えば「勉強開始して◯ヶ月で月〇〇万円稼ぎました!」とか)を残してから色んな文章を書いていきたいなと思っていました。僕の場合は30代も半ばなので「おじさんおばさんこそ大志を抱け」的なタイトルでやっていきたいなと思っています(まだおじさんおばさんだと思っていない同世代の方はすいません)。

ただここ半年ほどで自分に起こったことをまとめて、これからしんどいことが起こった時にも見返せるようなものを残しておこうと思い筆をとりました。
あとはXだと短い文章ばかりで言いたいことを全部書けないので、ここで書いてやれっていう気分だったのもあります。


仕事を辞めてすぐのころ

昨年仕事を辞めた時、僕はとても焦っていました。

  • すでに2回転職しているのにまた辞めてしまった

  • 退職するときは毎回のことだけど、次のことを決める前に辞めている

  • 色々あって「会社に勤めること」は今の自分は絶対に違う気がする

  • じゃあフリーになって働くしかないが何をどうしていいか全くわからん

  • そこそこいい年なのにこんな無計画でこれから生きていけるのか

こんな感じのことを思っていました。「今が一番若いから」とか「本気でやればできないことなんてない」的なメンタルもありましたが、元々「何をしたいのか」をあまり強く持っていないタイプの人間です。そのくせ会社が嫌で次のことも考えずに勢いでやめてしまってお先真っ暗でした。

ちなみに僕は20代で2回仕事を辞めたとき、2回とも貯金が底を着くまでのらりくらりとしていたので多少のことには慣れているつもりでした。でも30歳を超えてまたこれから貯金がなくなっていくというのは想像以上の恐怖でした。

考え方が変わった言葉

そんな恐怖と戦って日々を過ごしている時に、アロマとハーブティのお店を9年くらい個人で運営している知人がイベントに誘ってくれました。(可愛い天使のアロマストーンを作るイベントで、優しい雰囲気の女性5名と僕1人という不思議な状況。)
そのイベント会場は知人の友人が宮司をしている神社でした。イベントが終わった後、悩んでいることを察した知人が気を利かせて宮司さんと話をする時間を作ってくれました。
宮司さんは「もし自分が君と同じ状況なら日本を一周したい」とか「お金を稼ぐなら投資もあり」とか「こういう仕事が向いてそうだけどな」とか様々な方面からの励ましの言葉をくれました。宮司さんにこんな色んな話してもらえる機会まじありがてぇ。と思いながら聞いていました。

ただその後、宮司さんの奥さんがふいに来られて何気なく言われた言葉が僕の気持ちを変えてくれました。(いっぱい話してくれた宮司さんではなくてごめんなさい。笑)その言葉がこの記事のタイトルにもなっているこちらです。

人生で何か選ぶ時って、「楽しく生きるか正しく生きるか」なんですよね。私が仕事を辞めた時も、正しく考えたら辞めるべきじゃないとは思ってたけど、辞めた方が楽しそうだって思ったから辞めたんです。それが良い判断だったかどうかは死ぬまでわからないけど、楽しいと思うほうを選んだ方が絶対後悔がないから。

宮司の奥さんの言葉

聞く人によっては「別に普通のこと言ってない?」と思う言葉かもしれませんが、その時の僕にはとても刺さりました。
会社が嫌で3回もやめてきた(しかも3回)くせに次も「どうすべきか」ばっかり考えてるなー。「どうすべきか」で考えて次に進んでも多分また楽しくない生活なんだろうなーと。

しかもその奥さんも「それが良い判断だったかどうかは死ぬまでわからない」と思いながら過ごしてるのがなんだかとても現実的で、余計に心に響いたのかもしれません。

どんな変化があったか

そこから結構「どっちが楽しそうか」で選択して生きるようになりました。例えば

  • 独学でも勉強はできそうだけどスクール入った方が仲間もできて楽しそうだから入ろう(もちろんまあまあお金がかかるのでスクール選びは真剣に「どこに入るべきか」で考えました)

  • 交流会とか苦手だけど出ないより出た方が楽しそうだし出よう(そして誰よりも楽しんでる)

  • 今どうしてもコーディングしたくない!だからちょっとだけデザインの本とか読んで気分を変えよう!(結局勉強してるから罪悪感もない)

  • 特に理由もなくただひたすらにやる気がでない。どうせだらだらやっても身につかないから今日は思いっきりサボって明日がんばろう

  • 他にやらなきゃいけないことたくさんあるけどどうしても記事書きたいから書いてからやろう←今これ

こういう考えで動いていると、勉強内容でわからないことがあったり、勉強自体がうまくいかないことがあったりしても正直ほとんど落ち込むことはありませんでした。
さらに言うと勉強以外の部分でもなんとなーく楽しい考え方とか選択ができるようになった気がします。

  • 掃除を1ヶ月もサボってしまった→掃除以外のことに真剣に取り組んで時間がなかっただけ。むしろ偉い。

  • ずっと勉強ばかりだとうまく寝れない→ジムに行って体を疲れさせちゃえ

  • 早くもっと案件取れるようにならなきゃ死んじゃう→早さじゃなくて長く続けられるかが大事だから焦るな

  • ご飯炊くの忘れた!→今日は糖質控えめだね(?)

他にも最近、久しぶりに友達とめちゃくちゃ声荒げるくらいの喧嘩したんですね。でも絶交したい訳じゃなくて今後も友達でいたいし、全然その喧嘩内容については許してないけど、今日遊んだ方が楽しいから一旦忘れて一緒に遊ぶとか。(文章にすると子供みたいで恥ずかしい)
これも「正しい」で判断していたら「自分は間違っていないからこいつとは今一緒にいたくない」となって当分遊ぶ友達が減っていたかもしれません。笑

勉強で悩む方へ伝えたいこと

自分の考え方が変わっていく中、スクールに通ったことでクラスの仲間だったり、先輩後輩が悩んでいることを聞いたり読んだりすることも何度かありました。

  • 全然授業についていけない。分からない。

  • 他の人が自分より進んでいて自信を無くした

  • 仕事(家事、育児)で疲れて勉強できない自分が嫌だ

  • 細かく理解できていないのに次に進んでいいのか分からない

悩むのはもちろん大事だし、僕も日々悩んではいるし、必要なことだと思います。でもみんな「先に何か楽しい未来」を期待しているから勉強してるんですよね。
なのに悩むことでテンション下がって動けなくなるほうがよっぽど怖くて、一体誰のためになんのために悩んでるのか分からなくね?とも思います。

  • 全然授業についていけない。分からない。→難しいこと勉強してるから誰かの役に立てるようになってお金がもらえるんやで。簡単にわかることやったら学ぶ意味ないんやで。

  • 他の人が自分より進んでいて自信を無くした→昨日の自分より進んでればそれでええんやで。昨日の自分より進んでないと思うなら今勉強してるだけでも勉強してないよりは100%偉いって思うんやで。

  • 仕事(家事、育児)で疲れて勉強できない自分が嫌だ→疲れてる時に勉強できひんのは当たり前やで。落ち込む時間より、どうすれば時間つくれるかを考える時間つくってみよ。それすら考えられんくらいテンション下がってるならほんまに疲れてるから一回寝た方がええんやで。

  • 細かく理解できていないのに次に進んでいいのか分からない→次に進んだ方が楽しそうなら一旦次に進んで後から戻ってきてもいいし、今学んでるところしっかり詰めないと次楽しくなさそうなら今のところじっくりやったほうがいいだけのことやで。

なぜかエセっぽい関西弁になりましたが、こんな感じで自分に優しく楽しく過ごしてほしいな思います。

楽しい選択ばっかじゃやっていけないのでは?

「楽しい選択ばっかりしたらダラけてるみたいでは?」と感じる場合は、「長期的に見てどっちが良いか」で考えてみると良いかもしれません。
なんとなく自分を責めてしまうとかなら、だらだら毎日テンションを下げてずっとやる気が出ないよりも、今少し休んで明日から思いっきり頑張った方がいいと思います。
締め切りがあったり誰かと約束している状況なら、信用を失う方が長期的には良くないので、多少は無理が必要だと思います。その場合はそれをどう楽しく乗りこえるかを楽しく考える方向に舵を切りましょう。

「ただ自分が楽な方にいく」のではなく、やるべきこととか守るべきものは守った上で「最後に笑っていられそうな」方向に行く感じです。

最後に

なんか説教くさくなってないか不安ですが、せっかく読んでくれた人に少しでも役に立てればと、こんな文章になってしまいました。それぞれのやり方で「自分が楽しいと思う」選択ができる人が増えてほしいと思います。

僕はスクールに通い始めてから色々勉強中に感じたこととか学んだことをXで書いてきました。そのおかげか、最近「Xで見てます」とか「〇〇さんにお話聞きました」とか恐怖の嬉しい声がけをいただくことが増えました。

そのXでの投稿内容も「全然意味わからん」「めっちゃ最悪なこと起きた」「もういやだ」と思ったような内容を『どう書いたら楽しい文章になるかな』って考えながら書くことで自分を楽しい気持ちにさせているようなことが多いです。
その結果「ポジティブな言葉を発していればポジティブになれる」というきれいごとではなく、「自分を本当に楽しませられるのは自分だけなんじゃないか」とある意味現実的な感覚になっています。

皆さんも「今目の前で起こっていること」をどう捉えて判断しているかたまにゆっくり考えてみてください。できれば「楽しい」と思える選択にどんどん近づけていってください。
目の前で起こっていることを「正しく」把握することも時には大事ですが、物事を「楽しく」考えた結果、それがいつか「正しかった」と思える日がきっとくると思います。

思った以上に長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!!!!

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