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【知られざる】 日本人の“異常”な購買心理
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Q:「なぜ、日本人は口コミに弱いのでしょうか?」
▼
A:「自分で意思決定するのが苦手な “遺伝子” を持った民族だからです」
そもそも、マーケティングはアメリカで発展してきたものなので、それをそっくりそのまま日本人にも適応できるかというと、
文化の違い以上に “遺伝子” レベルで違いがあるので、
日本人をターゲットにするのであれば、“日本人の心理や特性” を理解する必要があるわけです。
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【01:歴史から紐解く日本人の特徴】
というのも、
アメリカ・南アフリカなどの場合、彼らは開拓することで発展を遂げてきた民族。リスクに対していちいち不安を感じて二の足を踏んでいるようでは生き延びることができなかったのに対して、
日本人の場合、集団での協力が必要不可欠な稲作を行い、個人よりも集団の意志を尊重して、なおかつ自然災害が多い環境だったこともあり、常に悲観的で万が一に備えて、石橋を叩いて渡ることで生き延びてきた民族だからです。
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もっと言うと、徳川幕府や明治政府は民衆に対して、「長いものには巻かれよ、太いものには呑まれよ」という “服従” をすすめる教育を長い年月をかけてやってきました。
その結果、
「滅私奉公」
「触らぬ神に祟りなし」「楽は苦の種」
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」
「身の程を知れ」「足るを知れ」
といったような “我慢” や “苦労” することを美徳としたり、“私欲や自我” を抑えることを、私たち日本人は幼少期から何代にも渡って刷り込まれてきました。
『日本昔ばなし』をはじめとする寓話全般、大体、欲深い人間は酷い目にあい、辛いことを耐え忍んだ者には幸福が訪れるような話が多いのもそのため。
こうして、“マゾヒスト大国ニッポン” が生まれたのです。
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【02:脳科学から紐解く日本人の特徴】
そして現代、これらを脳科学の観点からいうと、
日本人はアメリカ人に比べ、ドーパミンを速やかに分解する働きが強く、
約7割もの日本人は、
“自分で意思決定をすることを苦痛だと感じている”
ということが明らかになったのです。
そのため、意思決定が “楽しい” と感じにくくなり、他社の決めた方向性やルールに従う傾向が強くなっているわけです。
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もっと身近なところでいえば、
・ 会議や話し合いの場において、自分の意見を発言する人が少ない。
・ 素性の知れない人間の口コミを真に受けて購入する商品を選ぶ。
・ 空気を読んで、自分の意見を押し殺して周囲に合わせる。
こういった光景をあなたも一度は見たことがある、あるいは、実際に経験したことがあるのではないでしょうか?
他にも挙げればキリがありませんが、私たちは日本に生まれて、日本で育ってきたために、
魚が水を知らないように、
日本人は、
日本人という民族の “特殊さ/異常さ” に気付いていません。
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近年、そんな “決められない” 日本人に、さらに追い討ちをかけるかのように、あちらこちらで情報の氾濫が起こり、顧客は益々、商品を “選べなく” なってきているわけです。
その証拠に広告、YouTube、TikTok、Netflix、Amazonなどなど…あらゆる場所で “リコメンド” されるのが当たり前になってきており、
ますます “選べない日本人” は量産される一方です。
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また、これを象徴する現象がTwitterでも起こっており、インターネット上で使用されている言語の大半は英語であるにも関わらず、
実は、地球上でつぶやかれている言語の四分の一は日本語で、日本人は異常なくらいTwitter好きなのです。
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ここにもやはり、日本人独自の心理傾向が如実に表れており、
自分個人の意見や価値判断よりも、多数派の意見や価値基準から外れないことを重視する思考、
つまり、大衆が下した評価こそが重要な尺度として機能しているのです。
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【03:日本人が求めているコンテンツとは?】
だからこそ、日本人ユーザーを対象にしたコンテンツ販売において、販売者がもっとも注力すべきは、
“大衆に考えさせない、怠けさせる工夫”
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少なくとも、初心者を対象とする商品に関しては、これができた方が、
収益には繋がるわけです。
もちろん、厳密に言えば、これは本人たちのためにはなりません。
自主性を奪っているわけですからね。
ただ、みんながみんな、自主性を求めているわけではないですし、そもそも、遺伝子レベルでそれが難しい層の方が圧倒的に多く、むしろ “他人に決めて欲しがってる” という事実を、コンテンツを販売する側としては把握しておくべきでしょう。
※ なお、抽象的でより高度な内容に関しては、高単価商品として中級者・上級者を対象に販売すべき。
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たとえば、昨今のTwitterの副業界隈を見ていると、
① 脳死でもできるテンプレートの類
② 自己啓発の香りただよう、中身からっぽな副業系オンラインサロン
こういったものが溢れていますが、これは先の日本人の特性を考えれば当然といえば当然で、それだけ “根強いニーズ” があるってことなんですよ。
だって、日本人の約7割は “自分で意思決定することが苦手で嫌い” だし、不安を感じやすいがゆえに “群れをなす” ことで安心感を覚える民族だからです。
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そういった特性があるからこそ、実はもっと強い “潜在的な欲求” にブッ刺さる系統のものが存在します。
それは “ズルくて、抜けがけする系” です。
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【04:村八分とビジネス】
先にも述べたように、日本人は遺伝子的に不安を感じやすいとともに “不公平感” を持ちやすいという特徴があります。
群れで協力し合いながら、自我や私欲を抑えて生きていくことを美徳、というか “暗黙のルール” としているため、ひとりだけ抜けがけする人間というのは当然ながら、排除の対象となります。
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たとえば、芸能人の不倫問題に関しても、見ず知らずの人間であるにもかかわらず、正義の鉄槌かのごとし “行き過ぎた” 誹謗中傷をしたりするのも、この “暗黙のルール” を破る者の存在によって、共同体の存続が脅かされるという潜在的な恐怖と不公平感を許せない感情からきています。
しかし、これだけ長い年月をかけて “上級国民” たちにとって都合のいいように、大衆を “服従教育” してきても、やはり人間である以上、自我や私欲がまったく消えるということはありません。
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抑圧されているからこそ、その “抜け道” を見つけて、自分だけ大きな利益を得たいとする強い欲求があるからこそ、
「みんな知らない」「禁断の」
「悪魔的」「裏ワザ」「ズル過ぎる」
「限りなくグレーな」「黒過ぎる」
こういった言葉に日本人は特に惹かれてしまうのです。
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なので、こういった “村八分になるリスク” にスリルを感じながらも、その先にある “利益” を求めてしまう… こんな欲求を満たすような訴求をしてやると、商品が飛ぶように売れるわけです。(もちろん、嘘はダメですけどね)
【05:“上級国民”的な販売者の視点】
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こういった日本人独自の特性を把握して、うまく立ち回っている人ほど、より多くの成果を上げているのは言うまでもありません。
いわゆる “悪徳商法” と呼ばれるものに手を染める人々も、こういった特性を熟知しているからこそ、反社会的な方向で成果を上げることができているわけです。
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正論を言えば、
“自主性をもって、自分でちゃんと思考して、選択して、ものごとの本質を捉えて、根本から問題解決に臨むべき”
たしかに、そう。
ただ、何度も申し上げているように、これが文化的な違いやちょっとした後天的な生活習慣によるものではなく、日本人が数百年という時間をかけてきた “進化” である以上、
もはや遺伝子レベルの問題をSNSごときで教育しなおすなんてことは、かなり難しいし、コスパも非常に悪い。
で、あれば、本質的であろうがなかろうが、そういった “リアルな日本人の欲求” を満たしてあげることこそが価値提供の基本であり、顧客のためになるのであれば、それはそれでいいのではないか、というのが私の考えです。
そもそも、人の幸せは、正しいか/正しくないかという次元で決めるべきものではないからです。
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以前、某麻◯閣下が、
「若者が政治に関心がないことは、悪いことではない」
「それだけ日本で平和に暮らしているということだ」
「政治に関心が無くても平和に生きられる国にいる方がよっぽど良い」
こんな発言をして物議を醸していたことがありましたが、
これはある種、
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なんですよ。
みんながみんな、“目醒めたい” わけではないということです。
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たとえば、これだけネットショッピングが当たり前になった現代においてもなお、テレビショッピングの売上がかなり安定しているのは何故だと思いますか?
テレビショッピングがターゲットにしているのは、自分で一番いい商品を探したり、最安値のものがどこにあるのかを探したりするのが嫌いな、ごく一部の買い物依存の人々であって、
自分で探したり選ぶことができる人なんて、はなからターゲットにしていないんです。
たとえば、自分の母親が使いもしない健康器具を通販で買っているのに対して、娘が「お金の無駄でしょ!」なんて咎める場面を見かけたりしますが、この娘さんはお母様の気持ちがなにも分かっていない。
お母様が健康器具を通販で見て「欲しいな」と思った時というのは、「健康になって、少しでも長く自分の娘や孫の側にいて、思い出を作っている姿」や「健康になって、自分の趣味の時間を楽しんでいる姿」などをぼんやりと夢見て買っている。
つまり、このお母様にとって通販番組で “本当に” 買っているものは健康器具なのではなく、“生きる希望” なのです。
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これをもう少し、コンテンツ販売に置き換えてお話すると、
初心者には初心者が求めるモノが、中級者には中級者が求めるモノが、上級者には上級者が求めるものがある、ということです。
たとえば、最近やたらと栄えている某オンラインサロンも、冷静に傍から見てみれば収益化に繋がらないことばかり言っていて、儲かっているのは主宰者だけなのですが、
中に入って覗いてみたところ、
・ 年齢を重ねることへの恐怖を和らげたい
・ ◯代でも新しいことに挑戦してみたい
・ 無条件で励ましてくれる仲間や居場所がほしい
ビジネスとして成果を求めているというよりも、こういった欲求を満たしたいニーズを叶えている場所なのだなということが分かったんですね。
これを指して、“情弱狩り” と呼ぶことも十分できましょうが、ニーズが満たされている以上、これも立派なビジネスです。
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そういった意味で、ビジネスで成果を出すためには、
いかに素早く大衆の視点から抜け出して、
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これを手に入れることができるかが、運命の分かれ道なのです。
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【06:おわりに】
というわけで、今回は《日本人に特化したコンテンツ販売》に関してザックリとお話をさせていただきました。
何が言いたかったかというと、
従来の、
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これでは、
“リアルな日本人” の欲求を満たすことはできないので、お金にもならない上に、結局、だれのことも救えませんよ、という話でした。
そして私は現在、
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こういったコンセプトで日々、
情報発信をしています。
今後も “日本人特化” コンテンツ を続々と増やしていきますので、どうぞよしなに🇯🇵
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また、今回のこのnoteのご感想についても、LINEやDM、Twitterのリプなどでいただけますと、単純に私が喜ぶのと、私の脳内でVIP扱いされますので是非(笑)
記事内容における表現や再現性には個人差があり、
必ずしも利益や効果を保証したものではございません。
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