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30代、絵を描き始める

さて今日の記事は『デジタル絵に挑戦してみた』になります。

3年前の30歳頃から絵を趣味として始めた私ですが、美大出身でもない自分にはそもそも絵を書く基礎ができていないなと感じていたので、基礎中の基礎であるデッサンによる模写訓練ばかりし続けてきました。あとブルーピリオド読んだりとか?

デッサン訓練をある程度積んで、絵の描き方何もわからなーい!!という超初心者マインドから卒業できた私の次のステップが

自分のオリジナルの絵を描くことでした。

とはいえ、もともと内なる思いを表現したい!!といったアーティストな感じではないので、なんの絵を書こうかな〜と悩んでいましたね。

きっかけは建築友達

ちょうどその頃、私はとあるオンラインサロンに所属しており、そのコミュニティで出会った建築関連の友人たちと多数交流していました。

この建築仲間ってのが多種多様で、設計者や照明屋、植栽屋、家具屋、カメラマン、学生などなど普通に会社に勤めているだけでは出会わない人たちがたくさん。

このメンツがその気になれば色んな事ができそうじゃないかという事で、建築チームなるものを結成しました。

実際クライアントから内装工事などの依頼を受けて、建築仲間で案を出し合い、設計から施工まで一貫してやっております。

そして結成してから初めての仕事を終えた後、リーダーからこんな提案がありました。

『これからこのチームで色んなことに挑戦していきたいね』

『うらたかくん絵かいてるよね? このチームで挑戦していくって感じの絵を描けたりできるかい?』

とまあ、そこそこの無茶振りがきたわけでございまして

これがうらたか、初作品の始まりです。
絵を描くにあたり、デッサンくらいしか経験のない絵描きパダワンの僕は、まず作品を作るにあたってどんな知識が必要か片っ端から情報をかき集めました。

そして出会ったのがこちらの書籍

『Vision ヴィジョン ーストーリーを伝える:色、光、構図』
『基礎から実践まで全網羅 背景の描き方』

の2冊です。

前者からは、明暗や色使い・構図の考え方を、後者からはPhotoshopを活用した背景の描き方の基本を学べました。書籍ってほんまコスパ良いわ〜

この2冊を中心に読み漁り、この本に書かれている基本を忠実に守りながらも補足情報としてもyoutubeなどで知見を集め、絵を描き進めてみました。

まずはコンセプトと構図

コンセプトはチームで挑戦していくって感じでしたので

次の案件に向けてチーム内で何か打ち合わせをしている雰囲気を表現してみようかと思いました。そんな中、多様な職業の人たちが集まって作戦を立てているという状況が、RPGの勇者一堂に思えてきたので(剣士とか魔法使いとか妖精とか色んな職業あるしね)

建築RPGが今回の作品のコンセプトとなります。キーワードは以下の3つ
1.作戦会議をしている感
2.多様な人が集まっている
3.RPG

コンセプトが決まれば構図づくりです。構図ってすごく大切な要素で、構図を制すものは絵を制します。(って絵が上手い人が言ってた)

良い構図は偶発から生まれることもあるみたいで、まずは真っ白な紙を相手にフリーハンドでテキトーにラインを重ねて描いてみました(何枚も何回も)

冗談かとも思われますが、ほんとこんなテキトーな感じ。

こんなテキトーなラインの中でも、あっこれいい感じだなーって雰囲気を感じ取れたら、背景を近景・中景・遠景の3つの領域に分けていきます。

そうすると何やら洞口みたいな雰囲気が浮かび上がったきたので、単純なシェイプで空間を形取って、さらに白黒で明暗を落とし込み領域を分類していきました。(洞窟=秘密会議って方程式も浮かんだ)

明暗と色

明暗を制するものは絵を制します(って絵の上手い人が言ってた)

ここでも明暗設定によっては、次のフェーズである色分けや雰囲気づくりに大きく影響していきますので、ここは慎重に。まさに今後の明暗を分ける作業になります。(←これ今日イチ)

原則は遠景になるほど色は明るく、近景になるほど色は暗く。明暗のレベルは10段階の分類で割り当てています。(最初は0黒・5灰・10白のように3つ程度の単純な明暗でパッきり分類して、徐々に明暗レベルを増やしていくイメージ)

明暗がしっかり割り当てられたら、次は色の設定です。色を制するものは(以下略)

当初定めた明暗を崩さないようにして色を割り当てていきます。ここで重要なのは色数はできる限り抑えること。ここで多種多様な色を割り当てていくとバランスが崩れやすくなる上に、明暗も崩れやすくなってしまいます。

今回はメインカラーを青と茶色にして色を割り当てていきました。

これでこの絵を構成する支配的な色が決定しました。こんな風に青・茶のメインの色の彩度や明度を調整して、多くの色を派生させるイメージです。

色相を増やさず、彩度と明度で色合いに幅を持たせることで、統一感ある雰囲気を表現できます。

ここまで決定すれば、ひと段落。次段階ではもっと細かいところを描いていく作業になります。ここまでの作業で重要なのは細かいところは考えず大雑把にシンプルに全体の雰囲気を捉えることだなと思いました。

細かい工程はこれから始まります。それは次回の投稿で

続く

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