和漢朗詠集の漢詩

背燭共憐深夜月
踏花同惜少年春
ともしびを そむけては ともにあわれむ しんやのつき
はなを ふんでは おなじくおしむ しょうねんのはる
朗詠集の沢山の作品中、一番好きな
漢詩です。
友人達と楽しむ時間。
ある時は灯火を壁に向けて、月をめでます。またある日は落花を踏み、青春の過ぎて行くのを惜しみます。

美しい作品で多くの人に愛され、幾つもの謡曲に引用されています。