習い事
中学生になる迄、祖父母と暮らしていました。同じ敷地の隣家に、父母と兄が住んでいました。
不思議な生活ですが両親は忙しく、
とても子供二人の世話は出来なかったのでしょう。お手伝いさんが、二つの家を行き来して大活躍!
親孝行の父が、老人がさみしく無い様にとも考えたのでしょう。ですから私は「年寄りっ子」で、甘やかされて育ちました。
祖父母の希望で、習い事を沢山~
書道・珠算・ピアノ・ヴァイオリン・
掛け持ちで、忙しい日々でした。
結局どれも中途半端で、モノになりませんでした。
皮肉な事にそうした習い事より、祖父が楽しんでいた「茶花道」に目が向き・・
「月謝を払った習い事は駄目で、タダの物だけが残った」祖父母は苦笑い!
まさか後日私が反旗を翻し、表千家・池坊から裏千家・草月へ転流するとは
予想だにしなかったでしょう。