新古今和歌集 夏歌

「惜しめどもとまらぬ春もあるものを

いわぬにきたる夏衣かな」素性法師

楽しい春でした。美しい季節でした。

{いつまでもこのままで}と願って

居た二人です。

しかし季節が動いて行く様に、人の心も

動いて行くものなのですね。

いつの間にか衣は夏の装いです。

でもこの衣替えさえ、寂しく思えて

なりません。