俳句 父の面影

「皮手袋 大きな父の 形のまま」

洋服箪笥コートの下の方に、父の皮手袋が

一つ落ちていました。すっかり乾いて、父の

大きな手の形そのままでした。

自分の手を入れて見たら、涙が止まらなく

なりました。