見出し画像

茶道具百話 長崎

長崎の焼き物としては、茶方の人々には平戸焼・

長崎三彩・などが聞こえています。東京方面では

余り知られていませんが「現川焼き」が好きです。

佐賀県との県境に近く、薄手の焼き物です。

一番よく見かけるのは、鷺文様の器でしょう。

刷毛目に鷺の柄なら、現川と思って間違いないでしょう。

鷺は路を開く鳥、との意味で喜ばれているとか・・・

刷毛目の技法も実に沢山あり、魅力的です。

この画像の{踊り刷毛}の鉢は、薄の穂が動いている

様で秋に使っています。

ここへ栗金団を乗せるのが、十月の稽古の習いです。