日本宗教史
仏教系の大学に通う弟子と、街を
歩いていました。
「ほら御覧なさい!日本宗教史の一断面が
見られますよ」大袈裟な物言いをしました。
「先生、宗教史って?なんでしょう」
「ほらそこの車の後部、右側に神社の左側に
お寺の{交通安全}ステッカー貼っていますね」
「あ~神仏習合の事ですね。でも多くの人々は
気にしてませんよね」
「明治政府が厳しく神仏分離令を出したけれど、
長らく日本人に馴染んだ習慣は捨てられない」
「こうした些細な事・小さい現象に宗教文化の
一つを見るのですよ」えらそーに言うと「今日は
偉く高尚な話ですね。ギャクも冗談も無しですか」
お黙りなさい!君は尊敬の念が、足りませんよ~
画像は雲堂手の染付茶碗です。