サンタクロースはおばあさん 2
次の夜、父からそれぞれにプレゼントが配られました。
祖母が包みを開けると、何と長靴が入っていました。
「おばあちゃん、お揃いの傘もはいどうぞ!」と手渡し
ました。「まあお前のお蔭で、両方とも新品になったね」
祖母が笑うと父が目で、合図を送ってくれました。
毎年クリスマスになると、真っ先にこの事を思い出します。
一体どんな事情で・どこから来て・どこへ行ったのだろうかと。
子供の判断ではアレが精一杯でしたが、少し悔やまれて
ならないのです。もっと方法は無かったのかと?
{もしかしておばあさんはサンタクロースで、私に会いに
来てくれた}こう信じていると言ったら、どう思われますか?
どうぞ良いクリスマスを~