百貨店社員の頃 レヂ
売場に配属され、一番大変だったのは「レヂスター」の扱いでした。普通の入金なら問題ないのですが、色々割引券が入ると計算がヤヤコシクなります。
閉店後のレヂ締めは、最重要事項です。一円でも合わないと、社員は帰れません。ですから「ぴったりです」の声が、聞こえるのを待ちます。
逆に合わないと、大騒動です。「合わない金額、9で割れる?割れれば、桁違いの可能性あり」「割引券の計算は?私算盤早いから、検算する」全員で、ミスを探します。
それでも合わないと、レヂ当番が攻められます。「釣り銭の間違いは?」「レヂの箱持ち上げて、下に券が有るかも」
どうしても合わない時は「旅行積み立て金」から、内緒で補充しました。
個人的にはズルして、何度もポケットマネーを入れ同期女子を助けました。