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新年に向けて
もう何年になるでしょうか?
正月三日に訪ねて来る、茶友がいます。干支をどこに出すかが、腕の見せ所です。
一般には香合に使う方が、多い事でしょう。上級者の私は、そんなミエ・ミエ・中尾ミエなやり方はしません。
「えっこんな所に!」驚き笑って頂ける場面に、干支を登場させたいのです。
兎は愛される動物なので、沢山の茶道具にその文様があります。
逆に難しいかも?
ですから兎の姿を、出さない取り合わせも・・
杵の花入と臼の蓋置で、餅つきの兎。
月と波なら、謡曲「竹生島」です。
古フクサに花兎や角倉を、出そうか?
柳蒔絵の薄茶器で、漢字の柳の中に
卯を見つけてもらう?
新年に向けて、道具を出し入れして悩みそうです。