
稽古の茶道具 みちのく
あの悲しい3月11日がやって来ました。
毎年この日近くには、いくつか同じ道具を
使います。
床 雲無心 松島瑞巌寺五雲老師筆
花入 岩手 久慈焼
茶碗 福島 相馬焼
この三点だけは、福島・宮城・岩手・所縁の
道具なので動きません。
他の道具は毎年少しづつ、入れ替えます。
仏事用の道具も出します。
今年は香合に、網干文を出しました。
床に御茶・お菓子を供え、社中一同で
拝礼します。
我々にはあっという間の十年でしたが、
現地の方々にはさぞかしの「歳月」と
思われてなりません。
「太平洋 かなた春星 限りなく」