2022年10月の記事一覧
稽古の茶道具 みのり
今年の「稔り」です。
香合は一位一刀彫の雀・茶碗は京焼の稲穂です。
一刀彫は魅力的な作品が多く、いくつかをうれしく
取り合わせて使っています。一位の木の名称由来も、
スッカリ社中には浸透しました。{一位の本当の
名前は?}「はい、櫟アララギです」即答です。
この稲穂の絵の茶碗も、久しぶりの登板です。
少し華やかなので、名残の十月には?と考えていました。
昨年の「稔り」に鳴子と俵を出したので、今
井伊直弼公好み薄茶器
直弼公{茶名 宗観}お好み、十二か月揃いの
薄茶器があります。いづれも花と鳥を組み合わせて
あります。
かの藤原定家の詠んだ、和歌の頃から定番化して来た
組み合わせです。江戸期に入ると様々な画家達が、
このテーマを描きました。
特に琳派の酒井抱一は、いくつもの十二か月図を
残しました、個人的には「出光美術館」蔵が好きです。
この薄茶器揃いは、八代の中村宗哲が作りました。
一年を半分に分け、半年