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茶道教授の独り言
2022年7月31日 07:44
私の弱点は、何でも珍しい茶道具にヨワイ事!{わっこれは珍しい。今買わないとこの先出会わないかも・・・}とついつい買ってしまいます。そうして手に入れた道具の大半は、その後も同様な品を見掛けません。{これ珍品で余り写し物も有りません。よく見て勉強して}解説書を脇に置き、自慢げに説明します。そんな道具を茶事茶会に使うと「こういう道具を初めて見た」「珍しい道具」喜ばれ・驚かれます。
2022年7月20日 07:45
「水指が平でしょ、おまけに茶碗もね~だからいっその事、薄茶器も平らにしたの。茶道具は二つだとダブると思われるけれど、三つなら意図的に組んだと・・・」自虐か自慢か、判らない物言いです。それにしても茶道のしかもメーンになる品が、三点とも平では?{重たくて、暑苦しい印象に見えないかな!?やり過ぎだと思うよ。関東平野や貴女の顔みたいにペッタンコでしょ。少し変化が欲しいよね}{せめて
2022年7月17日 06:44
点前をする人が「三つ節」の茶杓を持ち出しました。自分で選んだ筈なのに、問答で茶杓の銘に悩んでいます。そこで私から助言を{せっかく、珍しい節が三つ有る茶杓選んだんでしょ。例えば漢字で三文字のものとか、贅沢を言えば祇園さんに、因んで居れば良いけれど}彼女はしばらく考えて「祭囃子」の銘を、口にしました。客をした人もその場に居た人々も、無音で手を叩き喜んでいます。私も{この銘なら、他の
2022年7月15日 08:55
祇園祭を稽古に取り合わせました。干菓子を、八坂神社階段下「亀屋清永」さんから取り寄せました。こちらの麩焼き煎餅は、季節により焼き印が変わります。夏は祇園さんの社紋と鉾です。そこで盛り付ける干菓子盆に迷いました。予定では、杉木地の大きな団扇型にするはずでした。しかしせっかくの焼き印です。{そうだ、提灯を持っている!}と思い付きました。{いつか祭りの取り合わせに}こう考えて購入し
2022年7月9日 06:03
ある茶道具店で、この茶入を見つけました。丹波焼の蝋燭手です。私がこれを手に取っていると、同行の茶友が「名物裂にやかましい大川さんが、この間道!?」いささか驚いた様子でした。帰路某ホテルティルームで、ケーキタイム。何故この日野間道が気に入ったか、説明しました。{蝋燭手の茶入は、普通の肩衝茶入より細長くなるでしょう。それをこのシンプルな縞で包むと、より長く見えない?}「まあそう
2022年7月7日 06:13
子供の頃から「星」を見るのが好きで、ベランダに椅子を持ち出し空を眺めていました。20代後半、両親が茶室・茶庭を作ってくれました。この四畳半の名前を考えていた時に、星を思い付きました。恩師三田富子先生の師、鈴木宗保先生は「日々庵」と号されていました。それに因み「星々庵」を考え付き、恩師の参禅の師大徳寺孤蓬庵 小堀卓巌師にお願いして染筆を頂きました。其処から外に掲げる、看板を
2022年7月6日 06:05
池袋・東武百貨店に用事が有りました。時間が余ったので、初めての「ニトリ」探検。何と其処で「七夕」向けの、干菓子器を発見しました。中国製の竹を寄せて作られた、盆です。七夕を{竹尽くし}でと、考えた私にドンピシャの見立てです。何と500円硬貨で、おつりが来ました。上にのせる干菓子は、名古屋・両口屋の銘菓「二人静」これなら薄紙に包まれているので、盆に盛り付けても取り回しが出来ます。
2022年7月5日 06:56
子供の頃、家の北側に小さな竹林が在ったから?それとも「虎年生まれ」だから?因みに我が家は、父も虎・甥も虎で三代に渡る虎ファミリー。竹の文様が大好きです。茶道具にも竹の絵茶碗・竹林蒔絵棗・など、いくつもの竹が!今回「七夕」の取り合わせを考えた時に、釜は色紙釜にして「筆の上達を祈る」事にしました。筆洗の茶碗・墨台の蓋置も共にだして の筈でした。しかし前回七夕を取り合わせた時に
2022年7月3日 06:25
今年の七夕の取り合わせに、昭和44年御題「星」の茶碗を出します。近年の心象風景の様な題だと、茶道具の作家さんもお困りでしょうね。それが昔の漢字一字・名詞・の題は素晴らしかった!特に昭和45年「花」昭和60年「旅」の年は、沢山の種類の楽しい茶道具が売り出されました。その時買った道具は、今でも取り合わせの大きな助けとなっています。自分の干支同様、生まれ年の「御題」も良く使います