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パイサーン師タンマヤートラでの説法〜はじめで出会う、友だち〜


今年12月1日〜8日まで

東北タイのチャイヤプーム県内で行われた

タンマヤートラ(法の巡礼)で

パイサーン師がお話しされた説法が

ネットにアップされましたので

少しずつ翻訳していきます。

今日は、出発前日の夕べにお話しされた

説法からの抜粋です。

出発前日には、もうたくさんの方が

出発場所のプーカオトーン寺に集合していて

皆テントを持参で前泊。

そんな中での説法です。

タンマヤートラ中のパイサーン師の説法。

その時その時にふさわしいお話をしてくれるので

本当に心に染み入り

日々の実践のこころ構えを整えてくれるものでもありました。

どうぞ説法を通して、

タンマヤートラを追体験なさってみてくださいね。

。。。。。。。。。。
(2017年11月30日 夕べの読経後の説法より抜粋)

第18回、タンマヤートラにご参加の皆さん。

ようこそ。

皆さんの参加を歓迎いたします。


正式なスタートは明日の朝9時ですけれども

もう読経から、たくさんの方が参加して始まっています。


先ほど登録受付の方に伺ったところ

60%ほどの方が、今回初めて参加されているということでした。

おそらく初めて参加された方は

このプーカオトーン寺に来られるのも

初めての方が多いと思います。


しかし私はこう思っています。

誰一人として、知らない人はいない、と。


たとえ今日初めて顔を合わせた人であっても

同じタンマヤートラの道を歩む人どうし。

8日間すべて歩く人も

1日だけしか歩かない人も、ともに同じ仲間です。

共に同じ困難に向き合おうとする仲間です。


長く共に歩けば歩くほど

私はここにいる人たちが

より友情の絆を深めていくと信じています。


そして友だちがどんどん増えていくでしょう。

さらにタンマヤートラだけではなく

人生の様々な場面で、

より良きものを作り上げる仲間として

再び出会う機会もあることでしょう。


こうしたこともまた、タンマヤートラで歩く功徳のひとつです。


過去17年間行ってまいりましたが

どんどん良き仲間が増えています。


信じられないですね。

最初にタンマヤートラを行ったのが2543(2000)年で

歩く人もそんなにおりませんでしたけれども

今では共に歩もうとしてくれる仲間がこんなにいます。


実はタイの中で、18年間毎年継続して続いている

タンマヤートラはここしかありません。


それは参加している方々のお互いの友情、

深い絆のなせることであると私は思っています。


しかし私はまた、こうも思っていますよ。

私たちは旅の間

とても重要な友だちに出会うでしょう。

しかもはじめてという人もいるでしょう。


その友だちとは、誰でしょうか?


それは、「自分自身」です。


自分自身と友だちになるのです。


自分自身と友だちになる?!

もしかしたらこれまで

考えてみたことなどなかった友だちかも知れません。


しかし、多くの人がきっと

このタンマヤートラの中で

自分という友だちとしっかりと出会う。


そんな体験をされることと思います。

             (続く)

。。。。。。。。。。。

浦崎感想

今回のタンマヤートラ。

1日だけの参加の人も含めると

約500人ほどの方がこの8日間の間に歩かれました。

このお話がされていた開始前日の時点でもう

300名を超えていましたので

本当に活気にあふれた、そして

はじめて出会うのに、懐かしい人たちと共に

歩くことができました。


今は、フェイスブックなどのSNSがあるので

本当に「はじめて顔を合わせるのに、もうすでに知っている」

という状況が実現されていますね。

私も懐かしい友たちとの再会で

心軽やかに歩くことができました。


自分自身と友だちになる。

このフレーズもまたパイサーン師の話に

よく出てくる言葉です。


一番身近にいて、最も長い時間を過ごす

「自分自身」

自分自身に出会うために

旅に出るものなのかもしれませんね。


明日も、この続きをお伝えします!

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