心と体のバランスはいつも難しい
障害者であることを自覚して半年程度、正直まだまだ向き合えていない。生まれた時から障害はあったし、手続きすれば障害者として暮らしていただろうし、それが普通なのだと思う。でも、私の場合は30年以上も『普通を頑張っていた。』ので、今は1つ1つ飲み込んでいる最中である。
以前まで出来ていたことが出来ない(そもそも無理してたところもあるけど)のは、思っていたよりも辛くて、体は分かっているし症状として出るんだけども、心は「なんで?どうして?」がまだ拭えない。我ながら、聞き分けのない性格である。苦笑
例えば、行きつけのライブバーに行く時、途中で急な坂道があるのだけど、それも上って行き来していた。でも、今はタクシー。社長出勤である。お金よりも何よりも、それを見た他のお客さんや友人の反応が気になったり、何より自分が情けない。開き直れるならすぐにでもそうしたい。
他にも夢の為に活動していた朗読ライブや読み聞かせもそう。以前なら、30分息切れも少なくこなせていた(周囲からしたら、そうでもなかったのだろうけど)のが1話読むだけで、息が切れてしまうことも出てきた。物語に入り込んで、力いっぱい読んでしまう私のやり方にも問題はあるのだろうけど、出来なくなったことを認めるのは難しい。
長時間の買い物、ちょっとした階段、そんなことが難しいと感じる日もあって、このもどかしさはきっと無くならないのだろうと思う。だからって悲観的ばかりにもなってられないけれど、心と体のバランスを上手く保つには当分時間がかかるだろうなと思う。
きっといろんな病気の方やコロナで環境が変わってしまった方も、同じように心と体のバランスが崩れていたり、難しく感じる人は多いと思う。それはそれでいいと私は思う。ここまで書いといてなんだけども。笑
ゆっくりでいい。たまには気張ってもいい。難しいと分かりながら、自分なりのバランスのとり方を掴めたら、毎日が変わって見えていくんだろうなと思う。
そうなるように慌てず、焦らず、歩んでいきたい。