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非対応の改変から軽量化までの流れ

 これを読んでくださっている方は、衣装の幅を広げたいとか、アバター重いっていわれたけど、どうすればいいのか悩んでいる方だと思います。
(n個目の記事になっているかわかりませんが)
 これを読んで実践していただければ非対応服の改変から、軽量化ができるようになります。
(VCC導入済み・アバターアップロード経験有の前提で書いていきます)
改善点あれば、コメントやX(Twitter)のDMで教えて下さるとうれしいです。


今回使用させていただくありがたいツールたち

クリックするとダウンロードのためのページに飛びます。
(先にVCCを開いておいてください)

それぞれで使用させていただく機能

AAO

このツールの中で使用するのは、
「AAO Trace and Optimize」
「AAO Merge Skinned Mesh 」
の二つになります。
場合によってほかの物も使うことがありますが、いったん省きます。
(一番最後に書いてます)

MA

このツールの中で衣装に主に使用するのは、
「MA Merge Armature」
「MA Scale Adjuster」
の二つです。
非対応の髪や眼鏡を使う際にお勧めなのが、
「MA Bone Proxy」
です。

MDT

このツールは後程解説しています

大まかな流れについて

  1. AAOとMAを導入する

  2. MDTを導入する

  3. 着せたいアバターと衣装を入れる

  4. 大まかな大きさを合わせる

  5. 細かいところをMA Scale Adjusterを使って調整する

  6. 動かすと違和感が出たり、どうしても貫通するところにMDTを使う

  7. 衣装にMA Merge ArmatureをAdd Componentで検索して追加する

  8. 再生マークを押して確認する

  9. 連動して動かないところには、5の手順を個別に行っていく

  10. ふたたび6の手順を行う

AAOとMAの導入について

ツール紹介の部分をクリックしたのちにAddをクリックする

下の画像と同じ名前の場所にあるプラスマークを押す(見づらくてすみません)

Modular Avatar
AAO:Avatar Optimizer

これで導入は完了です

MDTの導入について

boothからダウンロードしたZIPファイルを解凍してください
その中にあるユニティパッケージをドラッグアンドドロップで、ユニティの下側の箱に入れてください

ASSETSの中にドラッグアンドドロップ

インポートをクリックしてください
これで上のほうにGatoToolが増えているはずです。

MDTの導入はこれで完了です。

着せたいアバターと衣装を入れる

今回は、アバターはjingo様のマヌカを使用させていただきます
https://jingo1016.booth.pm/items/5058077

大人気アバターの一人ですよね

服は、ぬんぬん製作所様のアサシンスーツを使用させていただきます。
https://nunnun-seisaku.booth.pm/items/3995831

今回はこちらを使用させていただきました

(今回は昔購入していたアッシュ対応の物で進めさせていただきます。ご了承ください。普通に対応してるの買えばいいとか言わないで。)

服に関しては、自分が持っている中で、参考になりそうなものを選びましたが、ほかの服に関しても作業自体は変わりません。
なのでご安心ください。

ご自身が使用したいアバターと衣装を、プロジェクトのヒエラルキーに入れましょう

Hierarchyの下のところですね
作業後に記事用のやつ撮り直したから仕方ないね

大まかな大きさを合わせる

アバターを入れて服を入れたら、大きさを合わせていきましょう
このときに注意すべきなのは、アバターの足の裏の位置と、肩の位置を合わせておくことです。
これだけ守れば、この段階では大丈夫です。

ここ画像残してなくて撮るのも手間だから、サボりました。
許してください。何でも着ますから!どうか!

細かいところの調整

最初の内は、おなかや胸、足が出るものはお勧めできないです
(自分もまだまだ修行中です)

これは自分の中ではオッケー出せる程度に調整したものになります。
髪に関してもこの後、非対応の物を使用する想定で進めることとします。


MDTの使い方について

GatoToolにカーソルを合わせて、画像と同じところをクリックします

左の大きい四角に出てきます

こんな画面が出てきますので、Noneとなっているところに、アバターの貫通している場所をクリックしたときに選択されたものを、Hierarchyからドラッグアンドドロップします。
すると、画像が出てくると思います。
右上のENの右の参画をクリックすると日本語に変えられます。

ここでは、ENのままという前提で書きます。
PENで塗った場所が消す場所になります。
(デフォルトの色だとアバターの黒い場所が消える場所になります)
ERASERでペンで塗っていないことにできます。
(Ctrl+ZをするとSCENE内が戻ってしまうので注意してください)
SERECTは基本的には使わないで大丈夫なので省きます。

作業が終わったらDelete Meshをクリックします。

MA Merge Armatureを追加しよう


服のボーンの一番上にあるボーンに、MA Merge ArmatureをAdd Componentで検索して追加してください。
統合先には、アバターの一番上のHIPをドラッグアンドドロップしてください。
あとは、「ボーン名を統合先に合わせる」をクリック。

再生して確認してみよう

ここまで来たあなたなら、この後の作業はそこまで難しくはないはずです。
(少し面倒ですが耐えてください)あと少しです。

この画像と同じものを探してください
そして、一番左の三角マークをクリックしてください。

この際に、メッシュがはみ出るように見える場合がありますが、大丈夫です。ゲーム内では、貫通していませんし、この一瞬が過ぎるときちんと治っているはずです。


最初はGameになっています

最初はGameになっているので、Sceneに切り替えましょう
切り替えられましたら、アバターのボーンから以下の物を探して、回転させてください。(Eが回転のショートカットキーになります。)
(以下のボーンは最低限の確認項目になります。着せる衣装によっては確認    項目が増えたり減ったりする場合などがあります)

  • Hips

  • Spine

  • Neck

  • Shoulder_L(肩のボーン)

  • Shoulder_R(肩のボーン)

  • UpperLeg_L(足のボーン)

  • UpperLeg_R(足のボーン)

服が一緒に動かなかった場所をメモなどで覚えてから、次の手順に進んでください。

うごかなかった場所を動くようにしよう

動かなかった場所の服側の同じ名前のボーンに、MA Merge ArmatureをAdd Componentで検索して追加しよう。
今度は、統合先を同じ名前のボーンにします。
なので、アバター側で同じ名前のボーンを探して、ドラッグアンドドロップしよう。

終わったらもう一度再生して確認しましょう

VRChatに軽量化する前に確認しに行く

 ここまで来たら非対応衣装は、ほとんど着せられたも同然です。
 本当にお疲れ様です。
 でも、まだ終わりじゃないんです。
 軽量化する前にアップロードして、ログインしてアバターになってみて下さい。
 おかしいところはありませんか?貫通している場所はありませんか?
 カメラを背中に回してみてください。
 VRの方であれば、可能な限り激しく動いてみてください。
 デスクトップの方は、高速でしゃがんだり立ったりしてみて下さい。
 あまり大きな声では言えませんが、自分の場合は、MMDワールドにデスクトップで入り確認することが多いです。

髪や眼鏡などアクセサリーを付ける場合

アバターアップロードの手順後に書いてしまいますが、これはすぐに終わります。
使用したい髪を導入しましょう。
今回は、GLAY Unknown様の「2Wayかきあげハーフアップポニーテール」を使用させていただきます。
https://nakarnooo.booth.pm/items/4496606

Hierarchyのアバターの一つ下の階層に、入れましょう。
画像では、セレスティアが髪型になります。


髪型にMA Bone ProxyをAdd Componentで検索して追加しましょう。
(画像では、すでに設定してしまっています。)
ターゲットが、Noneになっていると思いますので、アバターのボーンのHeadを探して、ドラッグアンドドロップしてください。
これで終わりです。

いよいよ軽量化

ようやくAAO君の出番が来ます

画像の使いまわし

画像で言うと、「MANUKA_lilToon」に、Add Componentから
「AAO Trace and Optimize」を検索して追加してください。
これで、軽量化は終わりです。

これでおしまい

みなさんいかがでしたか?おそらく皆さんが思っているほど、非対応衣装のハードルは高くないはずです。
非対応衣装って、Blenderを使わなきゃいけないんでしょ?と思っている方に、この記事を踏み台に楽しんで改変ができるようになってほしいと思って、この記事を書いています。

~独り言~
確かに、対応衣装がたくさんあるアバターを買うのも一つの手です。
ですが、私は好きなアバターを使い、好きな服を着て、皆さんがよりVRchatを楽しめればと思っています。
Boothとか、X(Twitter)で、「あ、この衣装良いな。でも自分のアバターに対応してないから見送ろう」という、悲しい見送りをしてほしくないんですよね。こんな悲しい見送り事件をなくすための、選択肢の一つとして、「非対応だけど、着せられるようになったから買おう。」という選択肢を持ってほしいんです。
初めての記事で、下手ですが、読んでいただきありがとうございました。


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