ビートたけしのおすすめ本:彼の人生に影響を与えた16冊【2024年最新版】
お笑い界のレジェンドであり、映画監督、作家としても活躍するビートたけし氏。
彼の表現は、独自の感性と経験、そして幅広い読書から生まれています。ユーモアと批判精神が共存する彼の作品には、笑いを超えた深い洞察が見られます。
今回、ビートたけしがおすすめする書籍を16冊ご紹介します。小説、エッセイ、ノンフィクションを通じて、彼がどのように「間」と「人間性」を追求してきたのか、その軌跡を辿りましょう。
【ノンフィクション】
ビートたけしのおすすめ本
#1 やくざと芸能と
【やくざと昭和の裏面史、芸能界の繋がりを描く衝撃作】
やくざという存在を歴史的に考察し、日本人の心の奥底に触れると同時に、昭和の裏面史や芸能界との関係性が浮かび上がる。やくざと芸能界の深い結びつきを描いた一冊。ビートたけしさんは「こりゃあ凄い本だ!」と述べていました。
#2 自暴自伝
【音楽界の重鎮が綴る激動の自伝】
70年代からポピュラー音楽界を支え続けた名ドラマー、ポンタさんの自伝。30周年を迎え、これまでに参加したアルバムが1万枚を超えるという驚異のキャリアを振り返る。音楽への情熱と、それを支える精神力が強く伝わる作品。ビートたけしさんは「ポンタさんは〈最強〉だよ」と称賛しています。
#3 六本木水脈
【六本木ナイトクラブの裏舞台に迫る実名ノンフィクション】
伝説のナイトクラブ「ペペルモコ」など、六本木で栄えたクラブ文化とその裏に隠された秘話を赤裸々に描く。クラブオーナーや政財界・芸能界の著名人との交流が語られる。実名が登場するため、リアルな裏側が垣間見える刺激的なノンフィクション。ビートたけしさんは「面白すぎて困っちゃうよ。オイラじゃ恐くてここまで書けないよ!」と述べていました。
#4 強父論
【型破りな父親との絆を綴るユーモラスな追悼記】
作家阿川佐和子が父親である阿川弘之の思い出を赤裸々に語る。父の遺言に応えつつも、無茶苦茶な父の姿をユーモアたっぷりに描いた前代未聞の追悼記。笑いと感動が交錯するユニークな一冊。ビートたけしさんは「あなたのお父さんは私の理想です」と深い共感を寄せています。
#5 浅草ロック座の母
【ストリップ界の伝説的存在の波乱万丈な人生】
浅草ロック座を支え続けた「母」とも呼ばれる存在の自叙伝。ストリップ界の歴史を築き上げたゴッドマザーとして、彼女の人生とともに、戦後の浅草の文化が描かれる。ビートたけしさんは「歴史に残る女傑であり、偉大な『お母さん』でもあった」と感慨深い思いを述べています。
【小説】
ビートたけしのおすすめ本
#6 現場者
【劇団解散から映像の巨匠へ、情熱と葛藤の軌跡】
若き日の劇団・転形劇場の解散から、ピンク映画を通じて知った映像の魅力、そして北野武監督との出会いまで、激動の日々を描く。名監督たちとの出会いを経て独自の映像世界を築いたプロセスが色濃く綴られた一冊。ビートたけしさんは「漣さんは〈役者〉として輝いたまま旅立った。俺がこうありたいと思う生き方がここにある」と述べていました。
#7 マボロシの鳥
【人類の愚かさと愛、そして希望を描く壮大な物語】
人類が抱える愚かさや愛しさを題材に、世界の真理と人間の本質に迫る壮大な物語。希望の灯を絶やさず、心に響く深いメッセージが込められている。
ビートたけしさんは「どうせ爆笑小説とか言うコントだろう。えっ、まじ小説?おいらより先に直木賞を取ったら許さないからな、コノヤロー!!」と、ユーモアを交えて語っています。
#8 赤めだか
【天才落語家・立川談志に挑んだ青年の修業物語】
17歳で立川談志に入門し、「上の者が白いと云えば黒いもんでも白い」と教え込まれた前座時代。立川談春が体験した厳しい修行の日々を描くリアルな自伝。師弟関係の緊張感と成長が読みどころ。ビートたけしさんは「談春さんは談志さんが残した最高傑作」とその功績を称賛しています。
#9 ラテンアメリカの文学 族長の秋
【異次元の世界を描くラテンアメリカ文学の傑作】
現実と幻想が交錯する独特な描写で、読む者を異次元の世界に引き込む作品。長きにわたった独裁政権が終焉を迎えた。独裁者が行ってきた数々の悪行、奇行が複数人物の語り・回想によってつまびらかになるにつれ、怪物とされてきた大統領の真実の姿が明らかになる。ビートたけしさんは「まるで異次元の世界じゃないかというような映像が頭に浮かぶ」と語っています。
【エッセイ】
ビートたけしのおすすめ本
#9 のたうつ者
【左官職人が語る職人魂と七転八倒の人生】
「課外授業ようこそ先輩」などで知られる左官職人・挟土秀平が語る、自身の波乱の人生。土と水を使い、己の魂を注ぎ込んで仕上げるその仕事ぶりが感動的に描かれる。ビートたけしさんは「土と水と魂と感性を混ぜて仕上げる職人を見たよ」と職人魂に共鳴しています。
#10 アラマタ大事典
【知識欲を刺激する圧巻の雑学事典】
学校では教わらない、でも知れば知るほど面白い雑学が詰まった大事典。膨大な知識を惜しみなく披露する荒俣ハカセのユーモアと知識が光る一冊で、読者を雑学の世界へと誘う。ビートたけしさんは「少年時代のオレに戻っていた」と、心躍る読書体験を語っています。
#11 「超常現象」を本気で科学する
【幽霊やテレパシーを科学で解明する挑戦的な一冊】
幽霊や念力、透視など、科学では否定されがちな超常現象に真剣に取り組み、科学的に解明しようとする異色の研究をまとめた一冊。科学の限界に挑みつつ、未知の領域を探索する。ビートたけしさんは「こんな面白い研究してるセンセーがいたのか」と感嘆しています。
【科学】
ビートたけしのおすすめ本
#12 ファインマン物理学
【丁寧な古典力学の教科書】
物理学の巨匠リチャード・ファインマンによる名著。難解な量子力学や宇宙論をわかりやすく解説し、初学者にも親しみやすい一冊。マンガを使った解説版もあり、物理の楽しさを伝えてくれる。ビートたけしさんは「この人の本は、難しい話を簡単に説明してくれてる」と感動のコメントを残しています。
【自著】
ビートたけしのおすすめ本
#13 アナログ
【運命に導かれる恋愛物語】
デザイナーの水島悟が、自ら内装を手がけた喫茶店「ピアノ」で出会った謎の女性みゆき。連絡先を交換せず、「会いたい気持ちがあれば会える」という約束で木曜日に会い続ける。しかし、多忙な日々の中で彼女は突然姿を消す。彼女の謎を追い求めながら悟が経験する愛と喪失を描く、心に響く純愛小説。
#14 間抜け構造
【「間」の奥深さに迫る人生論】
「間」というものが人生や成功にいかに重要かを解き明かすエッセイ。芸人や映画監督として「間」を駆使してきたビートたけしが、成功の鍵は「間」をどう捉え、制するかにかかっていると主張。漫才や映画、政治家の言動、さらには人間関係や人生そのものにおいて「間」の読み方とその影響力について、ユーモアと深い洞察を交えて語る一冊。
#15 バカ論
【あらゆる「バカ」をテーマにした痛快エッセイ】
芸能レポーターやコメンテーター、若手芸人、そして世の中のあらゆる「バカ」をテーマに語り尽くす痛快な一冊。遠慮なく毒舌を放つビートたけしが、迷惑なバカから愛すべきバカまで、様々なバカを対象に人生や芸、時代の本質に鋭く切り込む。現代社会への批判も含めた、たけし流のユーモラスかつシニカルな視点が光るエッセイ。
#16 テレビじゃ言えない
【現代社会の矛盾を突いた過激な社会評論】
テレビでは話せない過激な意見を、政治・経済からネット社会に至るまでビートたけしが鋭く分析。現代社会の矛盾や不条理を本質的に捉え、独自の視点で展開される内容は、放送コードを無視した赤裸々な主張で溢れている。テレビでは言えないが、本書でこそ語られる、たけしの真の社会観を垣間見ることができる一冊。
【番外編】
ビートたけしのおすすめ本が無料で読めるサービス
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【まとめ】
ビートたけしのおすすめ本
ビートたけしさんは、幅広い読書を通して人間の本質を見つめ、笑いと芸術に独自の世界を築き上げてきました。
彼が影響を受けた書籍は、単なる娯楽にとどまらず、深い人間洞察や社会批判に満ちたものばかりです。
今回ご紹介した本を通じて、彼がどのようにして「間」を読み解き、表現に昇華させたのかを感じ取っていただければと思います。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。