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BOOK📚読書ノート③

「キリエのうた」を読みました。

「キリエのうた」岩井俊二

住所不定の路上シンガー、キリエは歌うことでしか“声”を出せない。
マネージャーを自称する、謎多き女イッコ。
二人と数奇な絆で結ばれた夏彦。
別れと出逢いを繰り返しながら、それぞれの人生が交差し奏でる“讃歌”。
「あの日」から13年の月日を経て岩井俊二が辿り着いた、心に棘が突き刺さる、忘れられない物語。

娘に勧められて、先週から読んでいた本です。

でも、あんまり感情移入できなくて・・・
登場人物みんな訳アリみたいな感じで・・・

映画を見ていないので、分からないかも~と思っていました。

でも、今日、
キリエや夏彦のことを考えたら、涙が出てきました。

**

3月11日。
あの日から13年。
(うちの娘たちは、その時は小学生でした)
(キリエと同じくらいの年齢かな・・・)

キリエは ひとりぼっちになり
ずっと一人で逞しく生きてます。
頑張っています。

そして、きっと今日も歌ってます。

***

いつか DVD が出るといいな。
その時は(娘と一緒に)見ます。


感想は後日。DVD 見たら書きます。
(今回は、読んだ記録のみ)

(2024年3月11日 note投稿)


*追記*

映画「キリエのうた」を見ました。
忘れていたシーンが多くて、再度、読み返しました。



物語は3つのシーンから構成されています

2010年・石巻
きりえと夏彦が出会う。
翌年の震災で、希は行方不明に。
路花るか(希の妹)は、大阪で見つかる。

2018年・帯広
真緒里と夏彦が出会う。
路花は帯広の高校に通っていた。

2023年・東京
路花と真緒里が再会する。
二人はそれぞれ名前を変えていた。
(路花→キリエ、真緒里→イッコ)

**

震災のことも含めて、色々考えされられる話でした。

キリエちゃんが海を眺めながら、
「パパもママもお姉ちゃんも、みんな ここにいる気がする」
と言ったシーンは涙が出ました。
一人で乗り越えたのね。
小さいころからずっと一人で生きている。
彼女はスゴイです!!

夏彦さんは、今も希を思っているのかな。
路花ちゃんと一緒になったらいいのに・・・。
いつかそんな日が来ることを望みます。

イッコさんは、どこに行ったのでしょうか。
またいつかきっと会えるよね。
どうか生きていてね!

(2024年8月21日 note投稿)