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走ることについて書こうと思う。その3
またまた前回の続きを。
そうそう、Yちゃんの指示通り、「Fuji Trailhead」に参加申し込みをした私。
いよいよハイキングだ。
いや、ハイキングってしたことないや、ハイキングの服装ってどんなのなの??
女王Yちゃんは忙しいと察して、周りにいた山ガールに聞いてみた。
すると、ハイキングの服なら貸してあげるよ、とのこと。ありがとう!
私は山ガールの友達に服を借りた。
膝下丈の巻きスカート、そしてモッコモコの分厚いフリース。
さてあとは。。Yちゃんに勧められて買ったスポルティバのトレランシューズとグレゴリーのザック、サロモンのグローブを持っていけばいい。
ええと、インナーは?うーん、わからない。ユニクロのヒートテックでいっか。
そしてその日はやってきた。
12月29日。
寒い日だった。
Yちゃんが家に迎えに来てくれた。
私の服装を見て、彼女は一瞬「???」という表情をしたが、「さあ!行こう!」と出発。
着いたのは越前岳入り口、みたいな看板のある場所だった。
車が何台か停まっていた。
その車から降りてくる人たちの服装を見て、明らかに私とは違うなあ、と思った。
前から、坊主頭でいかつそうな人が歩いてくる。
Yちゃんは仲良しらしく、その方に
「おはよう!」
と声を掛けた。
その方は、Yちゃんの隣にいる私を見るなり、開口一番にこう言った。
「君は今日、なにをしに来たのかね?」
えっ???
隣にいたYちゃんがすぐさま答えた。
「あっ、今日ね、この子にハイキングって言って連れてきちゃったの〜」
えっ?ハイキングじゃないの???
「まあいいか、さあ、車に乗って」
その方はぶっきらぼうに言い、停めてあるバンに乗るように言った。
バンには「Fuji Trailhead」の文字。
そう、その坊主頭の方。
それは偉大なるトレイルランナー「相馬 剛」さんだったのだ。
相馬さんに憧れている人たちが全国からこのイベントに集まってきていた。
今思えば錚々たるメンバー。。
しかしド素人の私は、相馬さんの存在すら知らなかった。
バンに乗り込み不安になる。ハイキングじゃないのか。私、大丈夫か。。
そののちバンは目的地の登山口入口に到着し、私の人生初めてのトレイルランニングがこのあとスタートすることになる。
続きはまた次回に。。