東名高速上り線で厚木バスストップに吸い込まれていく車
御殿場を過ぎ、長く曲がりくねった坂道を下り、神奈川県に入る。山裾から平野部に降りると出口の厚木インターチェンジも近い。
もうそろそろ出口、と思っているところに下の看板が現れる。
問題の案内板
東名厚木インター付近遠望
厚木インターから圏央道あたりの説明
厚木インターのあたりから東京方面を見ると、圏央道へは東名本線とは別に設けられた「専用連絡路」で繋がっている。厚木から圏央道に進むには、厚木出口方向に出てこの専用連絡路を通らないといけない。
東名高速を直進して海老名ジャンクション経由で圏央道に入ろうと思っていたら、大間違い。圏央道への分岐が現れない。仕方なく、海老名サービスエリアに寄る。そして、失意の中、美味しいものをやけ食いするのだ。
図解↓
https://www.c-nexco.co.jp/images/news_old/1598/1c7e9f0d3c3dd9188a30a5c3174171d0.pdf
東京方面へは厚木インターを通過して直進すれば良いが、圏央道へは厚木インター出口方向へと本線を離脱しないといけない。図解を見てわかるように人を騙すような構造になっているので、うっかり厚木インターを直進してしまうと、圏央道へはいけない。圏央道に行くには、次のインターチェンジで一旦出て、入り直す必要がある。で、そんな不幸なことにならないようにと、案内板が2つも立っている。一つは、2km 手前、もう一つは1.5km手前である。
2km 手前のやつを見て、つづけて1.5km手前のが見えると、さあ出口だ!となって、折しも出口へと誘う破線と分岐が見えるので、ついついハンドルを左に切ってしまう。
しかーし、そこは、バス停なのであった。
ミスリードだろ!
まず、1個目の案内板を予告として認識する。ああ、この先にそんな分岐があるのだな、と理解するのである。
2個目は本番である。他の道へ進む人はそこで本線を離れるということである。
基本、案内表示は、そうなっている気がする。そのようなことがパターンとして脳に記憶されているため、2個目の看板の次に現れる分岐が見えたらそちらへハンドルを切ってしまうのである。
実際、バス停に入っていく乗用車を何度か目撃した。
慣れていないとか、漫然と運転しているとか、そのようなことを誘発する要因がドライバー本人にもあると思うが、ミスリードと言わざるを得ない。
東名高速と圏央道が繋がってからしばらくして、問題の案内板が設置された。
わかりにくいというクレームがあったのだろうか。
しかし、圏央道に向かう人への案内としてはうまく機能していると思う。しかし、そのために、間違えてバス停に入ってしまうというトラブルを誘発することは想像できなかったのだろう。
Google ストリートビューを用いて状況を説明
静岡方面から東京方面へ向かっているとき、厚木インターが近づくと、こちらの案内板を目にすることになる。
この先 2km
この先 2kmとして、圏央道への分岐が示されている。
ああ、あと2 kmか。
そして、500mも走れば、次の看板が現れる。
この先 1.5km
次は本線からの離脱である。
看板が見えたら、すぐに分岐が現れる。
そろそろ出口だからと思って、左端の車線を走っていると案内板からの分岐の破線。
とっさに左にハンドルを切ってしまうのだ。
実は、案内板を初めて見たとき、うっかりやらかしそうになった。
そこは、バス停への分岐なのだった。よく見ると、バス停だとか路線バスだとかちゃんと書いてある。
分岐を示す看板は、バス停より先に、出口 1km という表示を伴って存在する。
図はなく、文字による案内である。
出口 1km
圏央道へは、この出口を出る形で進むことになる。
出口まで500m
出口はここ
圏央道へ向かうのに、出口方向に進むという、よくわからない仕様。
連絡路への道
左の車線が出口、右の斜線が圏央道への連絡路。
最後に東名を走ったのは、何か月前だったかな?
t.koba